その子の「時期」を待つ
埼玉県春日部市 坂巻 真規 (主婦 33歳)
 小2の長男、幼稚園年長の長女、3歳の二男と、3人の子どもがいます。全員母乳で育ちました。特に長男の卒乳には苦労しました。1歳半になった時、〝もう年齢的にやめさせなくては〟と断乳を試みました。
 ところが長男は大泣きに泣いて、その泣き方はこちらまで涙が出るほど。しまいには壁に頭をぶつけて泣くのです。〝まだやめさせる時期ではない〟と思い直し、それからは、また好きなだけ飲ませることにしました。
 2歳を目前にして、長女がおなかにいることが分かりました。産院の先生や看護師さんに、「お兄ちゃんになるんだよ。おっぱいは我慢。卒業しようね」と優しく説かれると、本人なりに納得したのか、頑張って卒乳することができました。
 長女の場合は、食べることに興味があって、徐々に飲む回数が減っていき、二男の妊娠が分かった段階で、あっさりと卒乳しました。
 二男は2歳を過ぎてもしっかり飲んでいましたが、ある日、私が緊急入院することに。翌日病院に来た時、点滴を受けている私の姿を見て「僕、我慢する」と言い、そのまま卒乳となりました。
 同じきょうだいでも、卒乳の仕方は三者三様。でも、その子に合った「時期」があると思うのです。無理に「断乳」を押し付けることなく、できることなら本人が納得して「卒乳」できる日を待ってあげてほしいなと思います。
〝決めるのはお母さん〟
東京都昭島市 山岸 恵(主婦 37歳)
 娘が1歳5カ月の時に断乳しました。それまでは夜中も1、2時間おきに、おっぱいで起こされていました。
 私自身、夜たびたび起こされることがつらく、やめたいと思いつつ、看護師さん等に相談しました。
 でも、「今の時代は無理にやめなくてもいいんですよ」と言われ、やはり「自然な形で」が理想的なのかなと、大きなストレスを感じながらも授乳を続けていました。
 そんなある日、スーパーに開設されている育児相談を訪ねてみました。そこの保健士さんは、「たしかに自然な形でやめるという考え方が主流だけど、〝決めるのはお母さん〟でも、決して間違いではありません。仕事や病気の治療の都合で、やめざるをえないお母さんもいるわけですから・・・」とアドバイスしてくれました。
 この言葉で、すっと肩の荷が下り、断乳することにしました。昼間は1日ぐずるだけで済みましたが、夜間は丸10日大泣きです。泣くたびに抱っこして歌を歌い、なだめ続け、ついに断乳することができました。
 うっかり、「げんこつやまのたぬきさん」を歌い、(〝おっぱい飲んで眠る〟という歌詞があるので)慌てて途中で違う曲に変えたりしたのも今では懐かしい思い出です。
 すべてが理想通りにはいかないものですよね。大切なのは、できないことを無理しすぎたり、嘆くのではなく、愛情をもって他の方法を考えることではないでしようかと思います。

つづく・・・