本日ご紹介いたしますのは、先日Oさまより譲り頂きました
1970年代前期~中期にかけてのマーガレット、別冊マーガレットの紹介を致します。

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O様、この度もご親切にお譲り頂きましたこと感謝するばかりです。
この場をお借りしまして、お礼致します。
私の大好きな忠津さん作品が掲載されている雑誌も数々
その中でも一際読みたかった作品の
「野生のリディア」と言う作品の掲載がある雑誌を見つけ感激です。
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1970年12月号に掲載されています。
この雑誌の紹介を兼ねまして、「野生のリディア」について拝読いたしました
感想なども描いていきますね。
愛情の表現方法についてのこの表現方法は何なのでしょう?
この心理描写は何でしょう!
単直に描くこと無く心理描写を漫画を通して絶妙に描く
これこそマンガの心髄と感じる作品です。
まず第一に素晴らしく思う事は、リディアとジェームズ双方の心の動きを
心の葛藤を緻密に描かれていること。
リディアの心も貧しい過去があってこそジェームスの元妻への想い無念な思いあってこそ真の愛を描けた作品と思います。
愛とは?どの様に生まれどの様な表現を持って描画するのか?
ありきたりな現在のマンガとは違い真の心の表現を描画しているマンガと思いました。
それほど多くないページ数にも関わらず端的に伝えたいことをまとめあげている
素晴らしさ。
今では読むことの出来ない貴重な作品を読めて感激です。

巻頭には、ヒットソング・ジャケ
お!藤圭子さん!
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惜しくも亡くなられたのが残念です。
宇多田ヒカルさんのお母さんですね。

わ!野村真樹・・水戸黄門の飛猿役で出てましたね?本当にこの人なの?
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ドラマ化作品の紹介です。「おくさまは18歳」
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アタック№1の放映の紹介と刊行の紹介
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ジャンプコミックス及び「ハレンチ学園」テレビ放映の紹介
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男一匹ガキ大将既刊の紹介です。

巻頭カラーは
冒頭ご紹介と感想を添えました忠津さんの「野生のリディア」です
美麗なカラー絵をご紹介致します。
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何故「野生」と言うタイトル文言が付けられたのか?
色々考えましたが・・分からないのです。
ただ、この作品読み冒頭部分、文化教育を受けていないリディアに
狼少女的なストリーを想像する部分がありましたので・・その様な冒頭のリディアの生い立ち等の意味合い愛があるのかなとも思いますし・・結末の結ばれ方・・
心のままに拒むもの無くお互いの愛を貫き
叔父様との愛を表現しているのか?
深く悩むところです。
何れにしても、端麗にカラー絵が描かれています。

西谷さんのシークレットな女たち
3色美麗です。
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美内さんの13本のキャンドル
これから来る美内さんの美麗な絵の魅力はこの頃も同じです。
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ゆかわ奈美さんの アローこそママ
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藤原さんの若さ売ります。
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浦野さんのバンカラ太陽
スポーツマンガと言いますか根を据えたマンガは浦野さんなんですね。
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これからは、70年代前期~中期の美麗な・・・恣意にわぁ~美麗と思った表紙絵や
作品など紹介致します。
週刊マーガレット1972年34号
忠津さんのポップで明るい表紙絵です。
ママはライバルの連載があった頃なのですね。
後々にコミックスで読んだ作品です。
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週刊マーガレット1972年36号
表紙は、西谷さんのこの頃の少女像の定番の瞳の描画ですね。
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1973年8号
表紙は西谷さんで美麗です
この頃の典型的な少女誌の描画のお手本ではないでしょうか。
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この雑誌の巻頭に・・
わぁ~たまちゃんのメルヘン「白い鳥がきた日」の掲載
美麗な絵の美しさ激凄で感激!
背景共に緻密な描画ですね!

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1974年11号
この表紙も忠津さんの可愛い表紙です。
忠津さんの掲載は無いです。
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1974年23号
この表紙も忠津さんで黄色の髪が新鮮です。
忠津さんの連載はありません。
読み切りでは、丘けい子さんの「アトラスの島からきた少年」があります。
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足早に概略のみの紹介になってしまいましたが
後々ゆっくり読んで、作品の感想紹介などもしていきたいと思います。
この様な私の生まれる前の作品等々読むことができ
少女マンガの歴史に触れることが出来とても幸せです。
お譲り頂けたとこ重ね重ね感謝致します。
有難うございました。