今日も暫らくの時間「アルペンローゼ」を探しましたが
なぜか無く(>_<)
探しの最中目に留まり再読してしまったのが、くらもちふさこさんの Kiss+πr2です。
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別マに1987年7月号~1988年1月号まで掲載されていました。
私が中学の頃の作品で懐かしくて~
当時読んだ感想は何とも思いませんでしたが
今読み返してみると、心理描写の緻密さに感動いたしました~(*^^*)
主人公の少年を描いた珍しい作品ですね。
 
あらすじですが、主人公 雑ちゃん
母親の蒸発、お父さんの病死 孤独で一風変わった性格で
一人暮らしをする高校2年生、今までついていなかった過去を変える事件が
ひとつ歳上の葵にもらった宝くじが当たり2000万の大金が・・
思いを寄せていた冬子ともいい関係になれる。
でも・・何か違う?
冬子への想いも うやむやなままで話が進みます。
葵の家族や友人家族の温かさに触れて、いままで味わった事のない
雑ちゃんの心理が変化する。
葵の純粋で一途な思いに惹かれ出す。
冬子のアメリカ留学・・一応の別れ
葵に冬子への想いも悟られ暫らく会わない状態が続く
雑ちゃんがバイト中に強盗犯に刺される・・・
葵との再開、全てを打ち明ける
雑ちゃんの友人が浜松へ引越し、葵と一緒に会いに行くことに~
そんな感じです。
 
雑ちゃんの友人関係や雑を思う女の子たちの心も
精巧に描かれていますね。
 
家族の温かさに触れ
進路を決めるべく思春期雑ちゃんの心理の変化と母親への思い
更には純粋な恋愛「キス」の重みを追求しつつ
緻密に描いたとても良い作品だと思いました。
 
当時読み
覚えていたドキドキしたシーンは、雑ちゃんと葵が旅行先のホテルで~のシーン
Hになり過ぎず、つい場面に吸い込まれてしまいました(*^∇^*)