昨日、愛猫のそらが亡くなりました。
13歳でした。
ここ数週間の様子を記録しておきたいと思います。苦手な方はUターンしてくださいね
先日、ブログに載せたドラ鈴の写真が最後の元気な姿の写真になったかも。
↑1/14撮影
そらのごはんや水はいつも入れっぱなしで、夫と私の気づいた方が入れていたので、量を把握していませんでした。1/25頃に「そういえば、最近そらよく寝てるね。」「最近私ごはん入れてないんだけど、いつ入れた?」なんて話から異変に気付きました。いつのまにか食事の量が減っていたのです。
甲状腺ホルモンの薬を始めたタイミングでもあり、その薬の影響で食欲が落ちたのかもと思い、数日様子を見ていました。すると、足をびっこひいてるのに気付きました。
足を痛めていて元気がないのかな、と気軽な気持ちで1/29夫に病院に行ってもらいました。担当の先生が不在だったので、他の先生に診てもらったら、怪我といった単純な話ではなく、血液検査や超音波など、全身の検査をしなければ分からないとのこと。見積もり約6万円。
一旦持ち帰り、2/2に担当の先生と相談しながら検査を進めることに。すると、極度の貧血と、腎臓の超音波で気になる点があることから、腎臓の癌の可能性が高いとのこと。この頃は家ではあまり動かなくなったものの、病院に行くと診察台から飛び降りたり元気だったとのこと。癌と聞いてショックでしたが、でもそんな急に亡くなるような話ではないと思っていました。
2/3 腎臓の細胞を取り、癌であることを確かめる検査を行いました。検査結果、腎臓は癌ではなかったとのこと。ただ、貧血の度合いがひどいので腎臓ではないにしろ、どこかの癌の可能性が高いし、歳なのでもう数時間後にでも急変して亡くなるかもしれないし、数ヶ月持つかもしれないし、、、と言われる。ちなみに病院へは毎回夫が行ってくれていました。私だったらその場で泣いてしまっていたかもしれません。行ってくれて感謝。
何かの感染の可能性もふまえ、抗生剤の注射をし、薬の服用もはじめる。この2/9頃からほとんどご飯を食べなくなってしまいました。
通っている動物病院は割と大きな病院で、複数の先生で相談しながら検査を進めてくださっていますが、更に詳しい専門家?が2/7に来るので、その時に見解を聞いてみるとのことに。
後日病院から電話があり、専門家の方が来るのが2/14になったとのこと。
2/8 ごはんは子猫用の離乳食のようなものに変えたが、舐める程度しか食べなくなり焦る。そらの足に明らかなしこりを見つけ、病院に。貧血とは関係ないと言われる。再度血液検査をしましたが、貧血が全く改善していないので、感染症ではなく、やはり癌の可能性が高いとのこと。
2/10 どんどん食べる量が減り、動けなくなる。「今日が最後かも」と毎日思うように。リビングで夫とそらと川の字で寝た。
2/11 トイレにも行けなくなった。撫でてもゴロゴロ言わない。そらはみったんが生まれるまではいつも一緒に寝ていましたが、生まれてからはお互いストレスになるので(そらも赤ちゃんも夜鳴(泣)くので)別に寝るようになっていました。久しぶりに子どもたちを寝かしつけてからそらを寝室に連れてきて足元で寝かせた。夜中に上体を起こしてこっちを見てた。
2/12 寝たきりでトイレにも行けないのに、お風呂場に向かって少しずつ這ってた!なぜかそらは昔からお風呂場の水を舐めるのが好き。いつもは濡れるからやめて〜と、お風呂場に入れないようにしていたけど、この日は連れて行ってあげた。そしたら水を舐めて、脱衣所で撫でてたら久しぶりにゴロゴロ言った!何度もゴロゴロ言ってくれた。
夜はまた足元に寝かせた。明け方、そらの動きで驚いてわたしが飛び起きた。そらは手足をバタバタ動かしていて、苦しくて痙攣してるのかと焦る。でも昔よくやっていた、夢見ながら走ってる感じっぽい。しばらく一緒に寝ていなかったので忘れてた。そんなに手足動くのかとびっくり。夢の中では自由に走り回れてるのかな。
2/13 ご飯も水も飲まなくなった。意識が朦朧としているのか、目の焦点が合わない感じ。猫ってあまり瞬きしないのですが、顔を近づけて呼びかけたら応えるように瞬きをした。今までにも増して苦しそうで、「そらー。苦しい?」と言ったらクーッと、か細い声を出した。今までは「がんばって」と言っていたけど、今日は「そうかー。苦しいね。がんばったね。ありがとう。」と言ったらまた瞬きをした。鳴く時に目を細めることがよくあったので、声は出ていないけど、返事をしていたんだと思う。
昨日はみったんの初めての幼稚園の1歳児教室の日。昨日までに1歳児教室に一度でも参加した方が、プレの優先申し込みができます。プレに入れない=入園はほぼ無理という人気の幼稚園なので、そらがこんな時ではあるけど行かないわけにはいきませんでした。
そらに「ちょっと出かけてくるよー。待っててね。」と声をかけて家を出ました。4時間後帰宅。みったんもめいちゃんも泣きながらの帰宅だったので、すぐにそらのところには行けなかったけど、見た感じすこーしお腹が動いて呼吸をしているように見えました。「そら、ただいま。大丈夫?」と声をかけて、めいちゃんを落ち着かせ、数分後にそらのところへ。亡くなっていました。
まだ体は温かく、柔らかかったので、家に着いた直後、呼吸をしているように見えたのは見間違いではなく、私たちが帰ってきたのを待ってから逝ったのでは、と思っています。
そらは本当に私を幸せにしてくれた猫でした。夫と結婚したのも、子供ができたのも、そらのおかげなんです。
夫は、そら可愛さにうちによく来てくれるようになり。でも当時マンションに住んでいて、夫の生活に必要なドラムができず、マンションを売ってスタジオ付きの家を建てたいなと考えました。防音工事の費用も必要なため、マンションを高めの値段で売りに出しました。
すると、「猫を飼っている様子を含めて見学をしたい」という方が現れ、見学にいらした時にはそらがしっかりおもてなし 気に入ってくださって、値引き交渉もなく、即決してくださいました。マンションの買い手が決まってからこちらの土地探しで、いつマンションを明け渡せるか分からないという(仮住まいに引っ越す費用はかけたくなかったので)、あいまいな状況なのに契約してくださいました。これは本当にそらの営業力のおかげ!
私は家を建てることができて、夫と結婚にはこだわっていなかったのですが、どうせ一緒に住むなら入籍するかーというノリで結婚。おかげで二人の愛娘に会えました。
私の人生を変えたそら。子供が生まれてからはあまり構ってやれなくなってしまったことが心残りではありますが、夫が毎日欠かさずそらを優先して可愛がる時間を作ってくれて、そらも幸せそうでした。
ノルウェージャンフォレストキャットの平均寿命は12.6歳らしいです。そらは13歳と3ヶ月でした。もっと長生きしてほしかったけど、天寿を全うできたのかな。