舞ちゃんともっとお話していたいが・・
今日のところはこの辺でお開きにしよう。
『たくろう君・・・先に行って。』
「・・・なんで?」
『たくろう君がいると・・・ここから離れたくなくなっちゃう。』
ゲーム初っ端からの大胆発言!
もう半分「好きです」って言ってるようなもんじゃないか。
でも今のところは、これ以上の進展はないので、
取り敢えず学校を後にしよう・・・
・・としたその時!
『たくろう君』
「へ?・・・そのダミ声は!?」
「げっ!?・・・マタロウ!!」
マタロウこと間太郎(はざまたろう)。
たくろうと同じ先負学園3年生。典型的なガリ勉。
学校の勉強が出来る=優秀な人間・・という価値観なので、
勉強嫌いなたくろうを見下したり、批判する言動も多い。
ほんの些細な事でも理論づけて大袈裟に話す。
間太郎の名前から「マタロウ」のあだ名で呼ばれてるが、
もちろん、本人は快く思っていない。
『勉学に励む訳でもなく、スポーツに熱中する訳でもない
・・・してる事と言ったら、女の子を追いかけ回してるだけだ。』
『君はそれでいいと思っているのか?・・・いいや、思ってない。』
「勝手に決めるなよ。」
『自分の将来の事を考えた事があるのか?・・・いいや、ないだろう。』
「だから、勝手に決めつけるなってば。」
上から目線でエラソーだなぁw
大きなお世話だよ。
だが、このあとの会話の流れで、
マタロウにも好きな女の子がいるらしい・・というのが判明する。
その事をたくろうに指摘され、狼狽えながらも否定するマタロウだが・・
(ゲームが進むにつれて誰に気があるのか分かってきます。)
なるほど・・
ガリ勉君を装っても、やっぱりマタロウも普通の男の子なんだなw
頭の中はその女の子の事でいっぱいなんだな。
・・・という事は、その大事そうに抱えてる本。
「SM大全集だろ?」
『ちっがーーうっ!!』
アハハハハ(´▽`*)アハハ
いいリアクションだな。
またいじりに来るよ。