ブログご訪問ありがとうございます😊😊

 

 

 

 

 

みなさまこんにちは☺️

 

 

さて今日は

 

溜まりに溜まった

愚痴話オンパレード会となってしまうので

 

おみゃ〜の家庭状況なんて

知ったこっちゃねえやいっ!!

 

みたいな感じの方は

完璧なハズレ回なので

これ以上先は

お読みにならないでくださいませお願い

 

 

では、れっつごー…

 

 

 

わたしとちょいワルくないオヤジは

年の差結婚なので

もちろんオヤジのパパとマンマは

結構なご高齢

 

特にパパは四捨五入すると

80歳になろうとしているのですが

 

日本で一般的な同年代の方と比べると

ちょっと前までポジターノでは

ボートで海に出て

午前中魚のように泳ぎまくって

ランチ中しこたま食べて飲んで

その後夕方まで泳ぎ倒す

 

みたいな

 

いっそ魚介類になった方がいいんじゃね?

 

みたいな元気さを保っていた

パパ

#キャラ的にはいつでもぴょんぴょんしている

トビウオあたりのポジションを狙えると思います

 

 

そんな元気はつらつだったパパですが

ここ5年間くらい

著しい視力の低下に悩まされていて

 

実は先にマンマ(親分)もこの症状に悩まされていて

なんとかしようと

イタリア中の病院をまわったのですが

白内障かなんかと思っていたのが

 

お医者様「あまり例がない、珍しい目の病気だから

 

治療法がない…」

 

行く先々で治療の受け入れを断られてしまい

途方に暮れていたのですが

 

やっと見つけた

この分野でとても有名なドクターが

アメリカにいると聞き

 

知り合いに頼みなんとか治療を受けられ

段々と視力が回復してきたのですが

 

その後パパも同じような症状が出てきたため

また同じドクターの元で治療を受けるも

一向に良くならず

 

むしろ明らかに日を追って

視力が低下していき

本人は

 

パパ「全然大丈夫だよ〜!!」

 

不安感も手伝ってか

自分の視力が確実に落ちていることを

認めようとせず

 

身内から「車の運転しちゃダメだよ…」

 

とか言われると

 

パパ「余計なお世話だ!!」

 

みたいに逆上したりして

 

ただでさえ地獄というか

どうやったらこの街で運転ができるの??

 

みたいな

 

 

 

信号無視は当たり前

 

たまに人が大型車に轢かれて

綺麗な輪を描いて

宙にぶっ飛んでいるのを見かけるのも

少なくない

 

道は譲り合おうよ!

 

精神なんて限りなく0にちかい

ナポリ王国で

 

何か事故を起こしたら…

 

家族みんな心配していた最中に起こった

 

コロナパンデミック

 

わたしの最愛の読者さま方の記憶に残っているかもしれませんが

イタリアはコロナが一番最初に大流行した国の一つで

 

 

 

イタリア全土で州またぎの移動ができなくなったり

特に高齢者は感染防止のため

家から一歩も出れなくなったりして

 

このせいでパパが外に出ることも極端に少なくなったため

車を運転する機会がなくなったのですが

 

世界中のご高齢の方が

同じ症状を患うことになってしまったかと思いますが

 

人と会うことが極端に少なくなったことの後遺症として

明らかに衰えたパパの認知機能

 

例えば何もないところでよく転んだり

人の顔を認識できなくなっていたり

 

大好きなサッカーやテニスの試合を見るときも

椅子をテレビの目の前に持ってゆき

画面を覗き込むようにして身をかがめ

テレビ画面50cm前くらいに顔を持っていきながらしか

テレビが見れなくなってしまっている現状

 

もちろんどんなにパパが嫌がっていても

家族全員で説き伏せ

運転免許は市に返却し

パパが車を運転することで

人様にもしものことを招いて仕舞うような

事態を回避することはできたのですが

 

この時から始まったのが

 

 

パパ

年中激おこ現象

 

 

朝起きても天気にぶつくさ言い出したり

お家のインターフォンが鳴ると

 

パパ「なんでうるさいんだ!!

 

誰だ!?」

 

新聞配達の人にブチギレたり

 

お外へ食事に行く時も目が見えないので転びそうになったり

食べ物をポロポロ落としてしまうので

誰かがナプキンを差し出すと

 

パパ「ふんっ!

 

ちょっと手が滑っただけだ!!」

 

と怒鳴ったり

 

そんな感じなもんだから

常日頃一緒にいるマンマも

 

マンマ「もう…手に負えないわ…」

 

常に何かに怒っているか

ふてくされているか

 

それとも夜中に急に起き出し

 

パパ「なんて情けないんだ…

 

自分がこうなるなんて…」

 

塞ぎ込んでしまったり

 

前までは典型的な南イタリア人らしい

おしゃべりが大好きな

とってもカラッとした性格のパパだったので

 

自分の感情を押し込むタイプの人ではないから

いつも通りの喜怒哀楽がスルッと出てしまうため

感情のコントロールができないのは十分理解できますが

 

マンマ「わたし、もうやっていけないわ…」

 

 

特にわたしたちが帰省した後に

マンマからかかってくる悲痛の叫び電話

 

唯一の救いは

現在イタリアでは

ほとんどコロナが明けたような生活を送れているので

 

最愛の甥っ子&姪っ子ちゃん達と毎日会えていて

一緒に本を読んだり宿題を手伝ったりと

いい意味で脳を動かす活動をしていることですが

 

今回のイタリア滞在最終日の夜

家族みんなでディナーをしている最中も

 

image

 

パスタが出てくるのが遅い

 

やら

 

宗教的な理由でチョコレートを食べないと決めている

オヤジの弟さんの奥様に

小声(だけどみんなが聞こえる)で

 

なんでこいつはチョコを食べないんだ

 

と、毒付いたり

 

何かについてぐちぐちコメントをしたりしていて

 

しまいには現在終わりが見えないポジターノの改装工事について

 

パパ「工事なんて最初からしなければよかったんだ!」

 

みたいに言われた時には

 

 

こいつ

 

まぢで死んでしまえ

 

 

とは

 

1ミリも思いませんでしたが

#信じて

 

 

ポジターノの改装をすることになったのも

かなり老朽化していて

しかも手狭だったため

 

パパ「なんとかしてくれないかな?」

 

とお願いされ

 

わたし達は年間で1週間も過ごすことがない別荘を

パパとマンマのために始めた

めちゃめちゃ高額な改修工事なのに

 

 

むむむっ…

 

 

リナちゃん

 

 

怒っちゃうぞ!!

 

 

 

 

ちゃぶ台ではなく

ディナーテーブルを

ひっくり返そうかと思ってしまったのですが

 

 

そこは大和撫子な

 

 

わたくし

#大和撫子の意味はググってください

 

 

わたし「そんなこと言わないで!!

 

完成したらきっと素敵なお家になるし

 

今よりスペースが大きくなるから

 

家族みんなで快適に過ごせるよ!!

 

 

と言ったところ

 

 

パパ「

 

………

 

 

何もわからないくせに」

 

 

と呟かれ

 

 

 

 

こいつ…

 

 

 

 

まぢでありえねえ

 

 

わたしが妻だからか女性だからか

それとも外国人だからか

 

何をして

 

「わからないくせに」

 

と言われたのかは知りませんが

 

いやいやいや

 

国跨いてまで工事状況を見にきたり

色々内装のことについて決めてるの

 

わたしたちなんですけど??

 

 

この時のわたしの怒り具合を表現すると

女性軽視発言を散々ぶちかましている

どこかの国の元首相が

 

「子供いない女性税で面倒見るのおかしい」

 

とか

 

「女性がたくさんいる会議は時間がかかってしょうがない」

 

とか

 

まぢで老害だなあ

 

憤ってしまった時と似た感情が

溢れ出てしまったのですが

 

 

#なんか色々出てきてるね

 

 

さすがにこの時が

家族と過ごせる最終日だったので

怒りを抑え

 

ディナーテーブル上に流れる

不穏な雰囲気をなんとか払拭しようと

 

わたし「きゃあ〜ラブラブ美味しそうなデザートラブラブ

 

 

image

 

話を切り替え

姪っ子&甥っ子ちゃん達と

学校の授業の内容や

クラスで気になる子の話なんかをしてたのですが

 

 

内心

 

 

そうか

 

 

親の老後に立ち会うって

 

こういうことなんだ…

 

 

 

 

わたしたちが国際結婚のため

色々と勝手が違ったりしても

実の子のように可愛がってくれている

パパとマンマ

 

おばあちゃんっ子だったわたしとしても

他の若い家族メンバーやオヤジの友達よりも

パパ&マンマと過ごす方が気が楽で

 

毎年クリスマスの夜になると

みんな街にパーティーに繰り出しても

 

3人でお家に残り

カモミールティーを飲みながら

昔のイタリア映画を見るのが恒例だったりして

 

だからこそモチベが上がって

頑張って言葉を覚えたり

イタリアの習慣に合わせられたり

たまに

 

なんじゃこいつら

 

と思ったこともありますが

後になれば

全て笑い話にしながら過ごせていたのですが

 

 

そうか

 

 

そろそろ覚悟を決めないといけないんだな

 

 

 

「病める時も健やかなる時も…」

 

みたいな

結婚式での誓いの言葉を夫婦で誓ったりしますが

この誓いは夫婦間だけじゃなくて

 

楽しい時だけが

家族じゃないよな

 

面白いか、面白くないかは別として

あれだけいつもジョークをかまして

大声でわっはは〜‼️と笑っていた

太陽のように明るかったパパが

 

背中を丸め

うつろうつろした焦点が合わない目を浮かべながら

思うように行動ができない自分に腹を立てながら

周りの人にあたってしまう状況は

誰のせいでもなく

 

老いを迎える

 

という

人間だったら誰しも避けられない

状況に出会ってしまっている

パパ

 

そしてわたしたち周りの家族が

今パパにしてあげられることは

実は何もなくて

 

自分の老いや、出来る事、出来ないことを

パパ自身が理解し、受け入れるまで

 

わたしたちができることは

パパのやるせなさや怒りの感情の矛先が向けられた

マンマをサポートすることだと思うんです

 

なのでディナーが終わった後で

 

わたし「マンマ…カモミール飲む??」

 

と誘い

リビングでマンマの愚痴を聞いたり

 

オヤジ「マンマ!!

 

来月はマンマが好きなこのレストランに行こう!

 

ずっと行きたいって言ってたよね!」

 

どうしてもお家時間が長いマンマなので

わたしたちが帰省したときは

なるべくお外に連れて行こうとしたり

 

なんやかんやとマンマのケアをしていこうと

決意したわたしたちなのですが

 

マンマ「あんな感じの人じゃなかったのに…」

 

色々な思いが溢れ出しそうになりながら

懸命に感情を押さえつけ

マンマが発した一言に

 

 

 

なんというか

 

素直に

 

 

悲しいなあ

 

 

 

居た堪れない思いで終わった夜

 

翌朝

 

渋滞というか

 

戦時中のような

 

クラクションはオンパレードだし

信号なんてあってないようなものだし

荒れに荒れ果てたナポリの道路を

 

ナポリ駅に向かうタクシーの中から

窓の外を眺めると

 

まるで映画のワンシーンのように

ロマンティックにヘルメットなしで

バイクに二人乗りしている若いカップルがいて

 

 

若いって

 

いいなあ…

 

 

英語で

 

Live like there's no tomorrow

(明日なんて無いように生きろ??)

 

みたいに言ったりしますが

気付かないうちに

いつの間にか色々な責任を担っていて

もうそんな風には思えない年齢になったんだなあ…

 

なんだかしみじみとした思いをしている

 

暇なんかなくて

 

完璧乗り逃すと思っていた

出発ギリギリの列車に乗り込むことができ

 

 

やっと席に座った瞬間には

一気に疲れが押し寄せてきたのですが

 

 
ふっ…と深呼吸を重ねながら

 

 

まあ、人生って

こういうふうに流れていくんだな…

 

 

 

楽しい時も苦しい時も

平等に訪れるのが人生じゃん??

 

くらいに思っていた方が

暗い思いをずっと抱えているより

なんとなく楽しくやり過ごせるような気がするので

 

気を取り直すことに

 

 

ここまで長々とわたしの愚痴にお付き合い頂け

感謝の気持ちをお伝えしたいのと

 

 

わたしの最愛の読者さまも

今もし辛い思いをしていたり

何か人生の節目に立ち向かったりしていたりされましたら

 

世界のどこかで

 

口から生まれた

おしゃべりヒステリーナポリ人ジジイと立ち向かっている

 

日本生まれの大和撫子が

懸命に戦っていることを思い出していただき

 

皆様が元気と勇気を出してくださったら

これ以上嬉しいことをはありませんお願い

 

 

では…

 

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