三国志好きの人と話してるとよく、曹丕は蜜柑好きだったんだっけ?嫌いだったんだっけ?と訊かれる事があります。(私が散々スイーツ男子だの何だの言うため/笑)

なのでここで真意を確かめるべく(?)曹丕の蜜柑に関する詔を貼ります。

またわざわざ詔・・・でっていう感じがしないでもない・・・というか、します!(笑)



魏文帝詔群臣曰、

飲食之物、南方有橘、

酢正裂人牙、時有甜耳。


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魏の文帝が群臣に詔して曰く、

飲食に之いる物として、南方に橘有り

酢きは正に人の牙を裂き、時に甜み有るのみ。


蜜柑(橘)を食べた感想も皆さんに知ってほしかったようです。

結論から言うと、酸っぱくて食えねーよ!って言ってます。

品種改良も何もされていないので、今の熟れてない蜜柑よりももっと酸っぱかった気がしますね。

人の牙を裂き、という表現もまさに伝わってきますね~。

歯に染み入って裂かんとばかりに・・・ってニュアンスでしょうか。

まぁ、人が食うもんじゃないと(笑)

時に甜み有るのみ、は訳し方が難しいですが、そのまま訳すと「時々甘みがあるだけ」ってなりますね。

何分の一かは甘いものにも当たるという事なのか、酸っぱさの中に時々甘みを感じる事もあるのか、その辺の区別は不明です。

そもそも、歯を裂くほどの酸っぱさがあったら後者のように僅かな甘みを感じるのは無理な気も・・・しかしそれが出来るからこそグルメ皇帝なのだろうか。。

乱世に呑気な詔だなぁって思いますが、食べて喜ぶとか文句言うとか、現代の私たちがしているような普通の事を彼は望んでいたんでしょう。

感性が強すぎたが故に渇望した心の平穏。

ちょっと可愛らしくも思える真剣な食べ物の評にも、そんな片鱗が見えるのです。


これに関連して、孫権が蜜柑を贈ったエピソードがあるのがちょっと笑えます。

良かれと思った事が裏目に出るのでは、と(笑)