38『ロストシンボル』上下 | るー’s Memorandum of life

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『ロスト・シンボル』
ダンブラウン著 越前敏弥訳
角川書店 2010年

 天使と悪魔、ダヴィンチコードに続くラングドンシリーズ第3弾。
 ある日ラングドンは旧友から電話で呼び出される。相手はフリーメイソン最高幹部のピーターソロモンだった。指定された連邦会議事堂に駆けつけるも、そこに彼はおらず、代わりにピーターのものと思しき金の指輪をはめた切断された右手首が置かれていた。ピーターを人質にとったマラークという男はラングドンに古の神秘を解き放てと命じる。指先には王冠、星、太陽、角灯、カギの刺青が施されていた。

 ピーターは、かつてラングドンに託した品があった。大切なものは預かれないと断ったが持っていてほしいと頼まれそのまま閉まいこみ忘れていた品だった。あろうことかマラークの電話に騙されその大事な品を言われるがまま持ってきてしまった。中にはピラミッドの頂上部が入っていた。これが古の神秘を解き明かす地図だというが…。

 33度の湯で熱すると表面の蝋が剥がれ底に文字が現れた。マラークは全身を剃り上げ刺青で覆った身体の唯一自分の皮膚を残したその場所に古のことばを書き入れた。そしてピーターに古来から伝わるナイフでマラーク自身を刺し殺すよう命じる。それで完成だそれで完璧だと興奮するマラークをよそに、ピーターを助けるべくラングドンを乗せたヘリコプターが到着。頭上に空いた天窓を打ち破って登場。マラークは窓ガラスの破片を浴び失命。

 ピーター刺し殺されてしまう!!!と思いきや、私を殺すのだ!!と命じたマラーク…。びっくり仰天!え?!ピーターはマラークが収監されていたとき連れ出さなかったが愛していたと告げる。その真意は謎のまま…。