アルハズダッタ みらい と  コレカラミル みらい | RINA STyLE*

RINA STyLE*

Rinaのとにかく自分独自の世界を作り出しますv



近所に家と同じ家族構成のいえがある。


両親とお姉ちゃん2人と弟。


家と一緒。


そのお家の方が年齢は上。


どこか重なるところがあった。


この間出かけようとしたらその家族が玄関先にいた。


一番上のお姉ちゃんと旦那さんと子供と両親。


七五三だったみたいで家族写真を玄関前で撮ってた。


思ったんだ。







私にもああなる未来が存在したんだって。






そしたらむなしくなった。





アニメとかであるよね?



いくつもある時間軸があってそこから選択式に未来が構成されてく。

それは糸のように細くて不確定で不安定なもの。


でもさ、確実に私の見ていた未来は無くって。

その家族が代わりに映し出してた。


正直羨ましくてたまらなかった。

人のことを羨むのは好きじゃないし、したくない。

だけどしちゃった。


心底うらやましくて堪らなくなった。



あぁ、もう出来ないんだって。



最近凄く安定してる時と、不安定な時との差が激しい。


私の周りには同じような酷な境遇の子が集まる。



仮面家族の子

スペアとして扱われる子

愛人の子

母親を知らない子

両親を亡くした子

お父さんが酒乱だった子

ある日お母さんが帰ってこなくなった子・・・


その中でも私はまともな方だと思ってた。

けど、仲間入りを果たした。



どの子の何の役にも立たなくて、ましてや自分の役にも立たなかった。

だから、誰か1人でもいい





誰かの役に立ちたい。





そう思ってなった今の職。


出会ったクライエントの役に立ったかな?

ほんの少しでも現実を明るく照らしてたかな?



中学の時の先生が言ってた。


「どんな職業でも世界の誰かの役に立つんだ。」



その中の1人になれたかな?


差し伸べた手は無意味だったかな?


分かんないや。


するバイトするバイト全部が詐欺師みたいに人を騙して

自分を偽って会社の為にただひたすらに「私」を演ずる。


そういやバイト辞めたんだ。


人を騙すのに疲れて、会社の方針に付いて行けなくなって。


新しいバイトもきっとどこかで人を騙すんだ。

1人騙したら会社に50万入るんだって。

そのうちの数万が私の財布に入る。


お金って人騙すと貰えるんだね。

人騙さないと貰えないんだね。


その場の空気に乗って上手い事口車に乗せて「私」を演じて得る。

時給が高い仕事はだいたいそうかww

明後日からまた人を騙す練習が始まる。


でもね、もう人を騙したからその時給にあり付けるんだ。

なんでかって?

採用担当者騙したから。


騙し、騙され、騙されたふりして騙し合う職業のバイト。


本職は誰も騙さない。

自分を騙し続けて生きてきた人の話しを聴いて

「騙すの辞めようよ」って言う職業。


世間って騙される方が悪いのかな?

騙すほうが悪いのかな?


きっと優しい嘘なら騙したことにならない。

酷い嘘は騙したことになる。


ホントウナンテコノヨニソンザイスルノカナ?


思い描いてた未来と

             これから見ていく未来。



白い未来と

       黒い現在。



ばかばかしい。


堕天使ルシファーの物語読んでて思ったんだ。

白すぎるとほんの少しのくすみが凄く黒く見えるって。


白いままで居られないならいっそ真っ黒になってしまえばきっと楽なんだって。


でもね、少しくすんでた方が白い部分が綺麗に見えるんだよ。

だから少し汚くても白くいたい。


本当に真っすぐな線はない。

だって、どこを基準にするかでその線は斜めになるから。


少し歪んでた方が愛嬌ある線になるのかもしれない。


誰を騙しても自分を騙さなければそれでいいと思えたんだ。