こんばんは!

 

挙げれば切りありませんが、他のドラマでは、“日本食”に対しての陳腐な場面が多々取り込まれています。

奇異に満ちた顔付きで、巻きずしの端っこを齧って見せる場面など。別にスペイン人に“寿司”の味を分かって貰わなくてもいいんじゃないの?と思う次第。

 

スペインのゴールデンアワーに放送される大人気のドラマ(背景は1980年代ではありますが、しかし、この年代の日本と云えば、生活に直結するさまざまな問題点が克服され始め、グルメに関しても殆どの日本人がすでに世界中の物を楽しんでいた時代だと記憶します)では、つい最近(2017)も、主役の一人が「日本レストランに招待されたわ。出てくるもの出てくるもの、みんな“ナマ”だったわ。どうしたらいいのか分からなかったわ!」と不平を訴えるのですが、それを聞いている周りの人達も“眉をしかめる”リアクションをします。

 

大体、スペイン人が漁をした後の“魚の新鮮さを失わない為の高度技術の恩恵による特殊な冷凍庫”や“鮮度を落とさない為の特殊技術”なるものを持っているはずもなく、店頭に出回っている魚は半ばだれており、ガンガン手でも触りまくり、家に持ち帰った時には“血まみれ”みたいな状態! また、或いは、寿司をにぎっているのは殆ど中国人、“たまたま”日本人がにぎっていても、結局、スペイン人向けに作っていますから、シャリがやたらと大きく、堅く、酢も効いておらず、その上に死んだような海産物が載っている、といったものを食べているので、端っこを齧ってみる気分にもなるでしょうし、眉間に皺を寄せることにもなるでしょうが。

 

この人気ドラマに取って付けたように何故この場面を入れなければならいのかが、このドラマに限らず常に理解できない処です。

 

勉強の為テレビを観るといいましても、大昔前までの日本同様に、今でもスペインの地上波ではアメリカ映画の放映が信じられない程多いので、こちらとしては映画でもテレビでも飽き飽きしていますので、時間的にはかなり限られたものではありますが、その数少ないスペイン人によって制作された最近のドラマでも、イスラム過激派との戦闘場面に、“トヨタ車がイスラム過激派に使われている映像”をさり気なく何度も映し出しだしたりしますので、ドラマを見るという気持ちよりも、こういったことは「何の意図があるんだろうか?」などと、アメリカ映画をまだ模倣し続けているとしかみえないチャチな娯楽ドラマから余計な事を考えさせられてしまいます。