EU加盟国の国民はマドリードの中心に近いところの警察署でそれなりに必要な登録をすることができるようですが、我々はマドリード南部にあるかなり辺鄙な処まで手続きに行かなければなりません。

 

中心か辺鄙かは別としまして、冬は吹き晒し、夏は焼け死にそうな処に列をなして待たせられ、ここで働く従業員の我々への態度は、まるで“ここはナチの強制収容所?!”と思わせるような扱いを受けます。 一日にどれ程の数の登録者が押し寄せるのか分かりませんが、1個の貧粗なトイレがあるのみ。 また、ヨーロッパにはご存知のように通常駅にトイレはありません。辺鄙なところですので、通りにカフェなどもありません。

さらには、私の指紋の読み取りはいつもスムーズに行かず、面倒臭い!と云った嫌な顔をされるのですが、一昨年は、どうしても採取する事ができず、担当官がイラつき、「あんた、手続き初めからやり直してっ!」と言われる破目に。 

この登録には(ここスペインではこの登録だけではないのですが。。。)書類提出から許可証を取得するまで4カ月位かかりますので、人によってはそれ以上、初めからやり直すなど滅相もなく(笑)、建物内での携帯使用は禁止されていますが、スペイン人代行の方に声を落とすことなく電話しました:

「私の指紋が読み取れないのは私の指紋のせいなのでしょうか? それとも、当局が使用している犯罪者捜索の為など非常に重要な指紋読み取り機の性能の悪さのせいなのでしょうか? それに、初めから書類を作り直して、最初の一歩からやり直したら、ここの指紋読み取り機は私の指紋を読み取ることができるようになるのでしょうか? どう考えても、納得できないので、助けて頂けますか?」と。

その時は、珍しく、かなり早口で話しました。でないと、携帯を取り上げられてしまうので。代行の方が「分かりました。一応、私の事務所へ来て下さい」と言って電話を切った途端、「セニョーラ、あちらへ。」と指図され、見ると私を見て手を振っている人がいるのです。行ってみますと、「問題がある時があるんですよね。この読み取り機で、もう一度お願いできますか?」と、いつもの見下した態度とは異なり言われ、指を舐め、おでこに擦りつけて、再び挑戦しました。 どういうわけか上手く行きました。

しかし、「お陰様で、本当にありがとうございました。」という気持ちには、全く、なれませんでした。

本年の永住権取得の際にも、“又、あれか!”と憂鬱な気分でしたが、 今回は“クリーム”が置かれており、指を舐めることも、額に擦り付けることもなく、スムーズに済みました。 いったい、どういった機械なんだろうか? 「まあ、いいか、終わった。」

しかし、指紋まで、問題だった!?(泣)と帰途へ。。。。。。

外国人違法滞在者強制収容所の中に、我々を取り扱う事務所が設置されています。