こんにちは
ニューヨーク在住
ライフコーチの金子里奈です

ある日の話
朝遅めに起きた娘が
ダラダラと学校へ行く支度をしていたので
「○時だよー」
と声をかけると
「なんだか疲れちゃったー」
「今日は行きたくないなー」
と明らかに
テンション低め&ダラダラ
そう言い放ってからは
欠席を決めたかのように
準備を止めてなにやら
ダラダラ。
あららら??
学校で何かあったかな?
「具合悪いの?」
と聞くと
「ううん。大丈夫。
ただちょっと疲れてる。」
と娘。
なので
「どうする?行くなら支度しないと
レイトパスになっちゃう時間だし。
休むの?」と私が聞くと
「うん、今日は行かない。」
と欠席を決断。
私も
「あ、そう?休むのね。」
と答え
「何かあった?」
と聞くと
「ううん、
別に嫌なことがあったわけじゃ無いよ。
ただ、先生がずっと大きな声出してるから
聞いていて疲れるし、嫌なの。
だからちょっと休憩したいの。」
と話してくれました。
詳しく聞くと
どうやら娘のクラス
学年で3クラスある中でも
ヤンチャな子が多く集まっていて
一番騒がしいらしい。
とにかく
先生もまとめるのが大変で
先生の機嫌を損ねて
体育の時間なにも出来なかった
なんてことも多々。。。
他の授業でも。。。
そんなクラスなので
先生達は常に声を張り上げて
コントロールしようと必死らしい。
それを聞いて
なんとなく
クラスの雰囲気が想像できた。
アメリカに住み始めて
子供達の学校の行事に行って
まず驚いたのが
先生が話していても
誰かしらは話してる

日本の学校で
先生が話してる時って
子供達が話してることって
あまりなかったでしょ?
私が子供の時は…古すぎる?
授業参観だとしても
ふらーっと立つ子がいたりする。
カーペットに寝そべってる子がいた時もあった。
こちらでは、教室に敷いてある
カーペットにあぐらで
集まって座ったりすることもあるのね。
これは
文化の違いもあると思う。
とにかく
全員椅子に座わっていれば
“まだマシ” みたいな。
それがベースのような。
なにせ
日本の学校のように
1限終わる毎に10分休みなんて無い。
トイレは
行きたい時に教室のノートにサインさえすれば
基本いつでも行けることになってる。
だから、授業中はじっと座ってる
というほどのことでも無くなってきてしまう。
子供達の学校では
1限終わるとすぐ次。
教室の移動が必要な時は、すぐ移動。
ランチも
日本のように
教室で食べたりしないので
カフェテリアに
学年ごとに
時間で区切って入れ替え制。
だから
ランチの時間は
ある意味子供にとって
かなり大きな休み時間。
解放される時間。
その時間まで
自分の好きなようにできる時間なんて
無いに等しい。
ランチだって
入れ替え制だから
時間が押されていけば
後半の学年は
食べる時間がどんどんなくなる。
必然的に
息抜き時間もなくされてしまうということ。
そんなシステムなので
ランチを息抜きとする子供達のその時間は
子供達が言うに、
かなりのカオス状態らしい。
そして、
それをまとめようと
また、ランチ担当の先生が声を張っている。
それは
聞かされる方も疲れるよね。
大人でも嫌だと思う。
娘は学校が嫌いなわけじゃないし
そんな話を聞けば
それは休みたくもなるよな〜と思って
そこはたっぷり共感して話を聞いて
その日は欠席させた。
そんななか
休ませたのはいいけど、
動画見てるし
好き勝手遊んでる娘をみて
少し不安になってる私もいた。
クセにならないかな。
学校行くのが嫌にならないかな、と。
明日ほんとに行くのかなー。
とか明日も行かないって言ったら
どう話そうかなー
とか考えてたんだけど
翌朝、
さっさと起きてきて着替えて
バックパックに準備をしてる。
「どう?今日は行けそう?」
と私が聞くと
「うん!今日は行くよ♪」
とあっさり。
この時の娘の切替えの速さには
驚かされた!
と同時に
学校に行かなくなる不安を持っていた私は
娘に失礼だったんじゃないかと。
娘に対して
“ラクたい”だけでしょ
と疑ってた。
でも
よく考えてみたら
そんなカオスな環境の中で
よく毎日毎日通ってるな、と。
それだけで十分じゃない
とも思えたし
子供でも
子供なりの事情があるし
疲れたから休むのだって
立派な理由だよね。
ズル休みなんかじゃない。
頑張れる時もあるし
頑張れない時もある。
というか、
そりゃ
だれもずっと頑張り続けてなんていられない。
そういう休みも
必要だと思う。
もちろん
そんな休みなんか
必要ないって人もいるだろうし
反対に
もっと休みが欲しい人もいると思うし。
どれが
いけないわけじゃないと思う。
今回
とにかく話しを聞いてもらって
わかってもらえるだけで
娘にとっては
心強かったんじゃないかと
思った。
だからこそ
翌日に
“さぁ、また頑張ろう”
って思えていけたんじゃないだろうか。
だって
学校の状況は変わってないんだから。
そんな休息日が
この先どれだけ必要になるかは
まだわからないけど
まずは話しを聞いてあげて
共感して寄り添ってあげる事
とても大切だな
と改めて感じさせられた出来事でした。
大人だって
休憩必要だものね
今日も最後までお読み下さって
ありがとうございます
感謝
感謝素敵な一日をお過ごしください




