雨が降ったり、晴れ間が出たり、風が強かったりと忙しい天気の今日でした。
(◍´◡`◍)
昨日は昨年秋、ご主人を亡くした友達ともう一人。三人でランチに出かけました。色々話を聞いて少し元気が出て来たかな〜と安心したり。
そんな事が有りながらの読書でした。
先日ブロ友さんが読まれてた
東 直子さんの「とりつくしま」を読みました。
亡くなった人の下に とりつくしま係という者がやって来て
この世に未練が有るのなら、一度だけ 命なき物にとりつく事が出来ると言われます。
死んだあとの魂が何かの物にとりつく事が出来るとしたら何にとりつくか?
数話の短編エピソードの一冊でした。
小さな男の子が亡くなり 公園の青いジャングルジムをとりつくしまに選びます。
ある日お母さんが赤ちゃんを連れてその公園にやって来ます。
…泣けました。
無くしてしまった命は魂で物にとりつく訳ですが、見たり聞いたり感じる事は出来ても 相手に思いを伝えることも抱きしめることも何も出来ません。
大事な人をただただ黙って見つめる事しか出来ません。
もし、自分がとりつくしまに何を選ぶ?と以前ブロ友さんの所でリビングの絵とか写真になって いつまでも家族を見ていたいと思ったけど…
この本を読んだら なんだか…
私はとりつくしまは求めないでおこうかな〜って思いました。
気になる方、薄い文庫本なので直ぐ読めます。
パラパラとめくってみられてはいかがですか?
(๑′◡‵๑)