軽井沢に移住することになりました。 | 深澤里奈オフィシャルブログ「tea journey」Powered by Ameba

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久しぶりの投稿です。




この春から、軽井沢で暮らすことになりました。

東京で暮らす場所を維持しながらの

デュアルライフではなく、

完全移住です。



コロナにより、「地方移住」が注目され、

様々なメディアで目や耳にすることが増えました。


私たち家族にとっても、

コロナが全く関係ないわけではありませんが、


東京を離れて暮らすということは

ずっと以前から考えていたことでした。




まだ娘を授かる前、

今から15年くらい前に遡りますが


とある地方の不動産を見ていたことがあります。

友人が多く暮らしていた地域で、

私もそちらで暮らしたいと考えていたのですが、


様々な事情から引っ越すことが叶わず

この時は見送りました。




娘を授かり、出産してからは

本当に目の回るような忙しさでした。

体調も思わしくなく、

今までの人生の中で最も苦しかった時期です。

体が思うように動かず、

最初の頃は、育児を含め周りに「助けて」ということができず

できない自分を責めに責め、

自己嫌悪に陥りました。

そんなときに欲したのは、

頬で受ける風、緑、海、山、土、花でした。

出かけようと思っても、

乳飲み子を抱えて出かけるのに

大量に必要な荷物、そしてベビーカー。

体調不良で思うように動かない体を呪い


毎日泣いていたような気がします。


しかしそれは、東京が嫌になったというのとは違います。

私は東京で生まれ、本当に幼い頃をのぞいて東京で育ち、

幼少期、青春時代、社会人時代と、ずっと東京で暮らしてきました。

東京の暮らしも、東京で出会った人も大好きです。

ただ、東京以外の場所でも暮らしたいという気持ちは、

高校生くらいの頃からずっと持っていました。

便利と引き換えに失っているかもしれない「何か」を

欲していました。




やがて、本当に素敵な保育園にお世話になり、

「助けて」と言えるようになって、

少しずつ体調も回復してきました。


いつかその時が来たら、いつでもすぐに動けるようにしておこう。

そんな想いを胸に秘めていました。

具体的には、

たとえ自然が厳しくても、圧倒的に美しい場所

を探していました。




茶の湯を15歳ではじめてから、

飽きることなくずっと魅せられています。

もっと自然が豊かな地で

美味しいお水と、美味しい空気の中で

茶の湯がある暮らしを営みたい。

娘にもそんな暮らしを見せたい。

茶の湯を通じて、関わる人に恩返しをしたい。

そんなことをぼんやりと、

常に頭の片隅に入れながら暮らしていました。




ブログを自分で遡ってみると、

何かに取り憑かれたかのように

持ち物の整理をしている時期がありました。

3年くらい前でしょうか。

元々片付けることは好きなのですが、

あの時は、ちょっと自分でも尋常ではない勢いを感じていました。

「何かの準備なんだろうな」

と思って、片付けていました。

まさに一心不乱でした。




自分が納得いくところまで片付け切った時に

何か起きるのではないかと思って

ワクワクしながら待っていたのですが、

すぐには何も起きませんでした。

(起きたのかもしれないけど、

忘れているくらいだから大したことなかったのだと思います)




去年、ご縁があって軽井沢へ移住することが決まった時に、

はじめて合点がいきました。

もうそれは驚くほどトントン拍子に

するりするりと決まって行きました。




軽井沢には、少し歳の離れた友人がいますが

同世代の友人はまだいません。

ご縁があって行くことになったけれど、

私にとっても大きな挑戦になります。

きっと思うようにいかないこともたくさんあるでしょう。

東京に帰りたくなることもあるかもしれません。

でも、そんな気持ちの凸凹も味わっていこうと思います。


娘にはすぐにお友達ができることと思いますが、


そんな娘に助けてもらいながら


少しずつ積み重ねていけたらいいなと思っています。





軽井沢に元々お住まいの皆さんから

色々と教えていただいて、

少しでも町のことを学んでいきたいと思っています。






引越しが落ち着いたら

発信もしていきたいと思います。

応援してくださると嬉しいです。