雨。
父が駅まで送ると言った。

「会社、辛いか?」
よっぽど私の毎日の顔がひどかったのか、車の中で父がぽつんと呟いた。

「辛くて仕方ないなら辞めたら良い。無理して通うことない」

驚いた。
昔から、一度決めた事は最後までやれ、と言う頑固者なのに。
逆に私が動揺してしまった。
車から降りた後、父の精一杯の心配と優しい言葉だったんだ、と気づいて涙がこぼれた。



先輩や上司が嫌な訳でもない。
むしろ大切にされすぎてるくらいだ。
ただ、会社の雰囲気が自分に合わない。
毎日やっている仕事が好きになれない。

でもそれは単に私の甘えと贅沢だと思う。

生き生きできてない。
でも毎日、こんな事をやってて良いのかな、と思ってしまう。

就職活動をちゃんと納得するまでやらなかったツケが回ってきているのだ。

立ち止まりたいけど、そんな時間は無い。


とりあえず与えられた仕事を精一杯やってみろ、気の持ちようだ、が正解かもしれないけど。



父の気になるもう一言。
「最近宝塚に行く時間も無いだろ」

すいませんお父さん。今週末、行ってきま~す…(-.-;)