最初の2日間はぐるぐると色んなところを回った。


4日間の滞在予定だが3日目はスピードが落ちる。



体がだるい。


外に出ていてもワクワク感がない。


まだ見たいと思っていたところが残ってるのに気持ちが高ぶらない。



なんで??



病名


ずばり



『見たくない病』


長旅の終わりにありがちではあるんだけど、

心の中で収容が追いつかないのだ。

せっかく素晴らしいものを見ているのに、感じれなくなる。


この日、美術館やまた遺跡めぐりをする予定にしていたが、

いつの間にか、ふらふらと緑のある公園へ入り込んでいた。

木漏れ日が何よりも心地よく気持ちが良かった。



それから川辺にあったベンチに腰掛け、

日記を書いた。

心の中に溜まっているものがよほどあったのだろう。

気付けば3時間も書き続けていた。

少し楽になったような気がした。

そのせいか、ふと周りを見渡すと今まで色褪せていた風景が

何だか色鮮やかになっていた。


そして、その夜、友達と素敵なレストランで美味しいパスタを食べて、

明朝、水の都ヴェネチアへ発とうと決める。

一日早くなったけど、ヴェネチアでゆっくり旅の疲れを癒そうと思う。



私のローマ


アン王女のようにロマンティックなものでもなく

特別な事でもなかった。


だからこそ


私の中では


やっぱりローマは永遠にオードリーのものだった。