「おはよう!」
「あ、ゆなちゃん?」


「雰囲気変わった?」
「昨日は行事だったし」

「彩」
「晋ちゃん!」
どきっ・・・

このひと誰だろう・・・

「晋君、誰?」
「あぁ、良だよ、俺の友達」
「へぇ」
「で、私の彼氏」
「へ・・・え!?」

「おい、普通に言うなよ」
「ごめんなさぁい・・・」


よかった・・・そう思ったわたしがいた

その日の帰り道、彩ちゃんはまたお仕事ということでまた晋君とかえっていた

「そこ座ってジュースのまねぇ?」
「いいよ

二人で椅子に腰かけた時

「晋」

黒髪の綺麗な女の人が立っていた

「久しぶりね・・・」
「あぁ、夏か」
「ゆなごめん、トイレ行ってくるわ」
「あぁ・・・うん」



「ゆなちゃんって言うの・・・」
「はい」
「晋の彼女?」
「いえっ」
「よかった」
「?夏さん、晋の事好きなんですか?」
「えぇ、だから取らないでね?、晋だってあんたみたいな子好きじゃないわ」
ズキン・・・

「彩、待たせてごめん」
「あれ・・・」

「ないてんの?」
「ちがう・・・」
涙が止まらなかった
「おい、夏ねぇ、何してんだよ」
ねぇ?
「ご、ごめんね、今の演技よ、晋の姉です・・・」
「えっ・・・」

「ご、ごめんなさい・・・」
「帰って」
「晋怒らないでよじゃあね」




「何で泣くの」
「・・・」
「なんでだよ、言え」
「晋君の事すきだからぁ・・・」

「は、ばかじゃないの」
「ごめんなさ・・・」
「そうじゃねぇよ」