入学式。

「1D・・・岡田ゆな・・・」
クラス表には1Dと書いてあった

ガララララ
ドアを開けると綺麗な女の子たちがたわむって話していた
綺麗だな・・・

「はぁ・・・」
席に座ったが独りぼっちだ。
誰に話しかけよう・・・。

「おーーい、おーーーい」
・・・誰かが何かに叫んでいる

「岡田さーん」
「私・・・?」

二つ結びの可愛い女の子が私に話しかけてきた

「友達いないの?」
「・・・そうね」
「見ない顔だもんね」
「・・・えぇ、まぁ」
「私ね彩。大久保彩」
「・・・」
「よろしくね」
なんて言えばいいんだろうか

「連絡先・・・」
「え、あぁ」

「岡田さんてさ、なんでそんなに静かなの?私みたいなのうるさい?」
「えっ、ちがうよ・・・」
「そっかぁ!」
笑った綾ちゃんを見た時、心が温まった。

父を亡くしてから自分を見失っていた私・・。今自分を取り戻した

「おうい。彩」
「晋ちゃん!」
「晋ちゃん・・・?」

背が高い男の人が立っていた





「こわっ」
「あははっ、晋ちゃん、ゆなちゃんに怖がられてる!」
「誰・・・」
「岡田ゆなちゃん!」

「えっ、岡田ゆな・・・、」
「?」
「高知県出身だったりする?ここ北海道だけど・・・」
「えぇ、うん」
なんだろう・・・懐かしい気がする
「波縫え小学校だろ!」
「うん!
「おれ、岡部晋!同じ小学校だったろ」

あ・・・晋って・・・







「おれだよ、晋」
「思いだした。」
「知り合い?」
「小学校の、俺途中で転校したけど」

凄く懐かしくてぼーっとしてしまった・

キーンコーンカーンコーン

「あ、チャイムだ」

「座れー」
先生が来た

「あれ、ゆなそこなの・・・」
「晋君そこなのね」
「・・・おう」

菜に話せばいいんだろう・・・

「ねぇ、晋くっ・・・」
寝てるし・・・




「晋!寝るな!」
「ん・・・あぁ、すみません先生」

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始業式が終わり。下校だった。
「彩ちゃん一緒に帰れる?」
「うち、先生の手伝い泣」
「あ、彩ちゃん学級委員になったんだよね」
「ごめんね」
「大丈夫、ばいばい」

靴箱どれだっけ・・・あった
「あ、ゆなじゃん」
「晋君」
「一人?」
「えぇ、まぁ、」
「一緒に帰るか」
「・・・」

「お前、変わったな」
「高校生デビューってやつかな」
「やめろよ」
「え?」
「前のお前の方が好き」

その瞬間私は恋をした

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Re 彩ちゃん

ゆなです。
学級委員の仕事おつかれさまです。

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≪返信≫

ゆなちゃん!
今日晋ちゃんとかえったんだってね

今塾で晋と一緒だよ音譜



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二人、仲いいんだ・・・

少し心に引っかかるものがあった
いいなぁ・・・