こんにちは！
今回のブログは
曲の分析についてお話します♪
クラシック音楽は
曲を分析して
作曲家の意図に沿って
演奏をしなければいけません。
楽譜を開けると
ついつい弾いてしまうと思いますが、
一度ギターを置いて
楽譜に集中してみましょう！
※今回は初めて分析をする方に向けた
初歩的なところをお話します。
そのため「楽典」や「和声法」を
勉強したことがない方でも
理解できる内容です。
(感じ方には個人差があります。)
初めて分析をする方は
〈Op.35-1 / F.Sor〉
を分析してみましょう！
メロディが分かりやすく、
そして弾きやすいところが
ポイントです。
1.同じメロディを探そう
1小節目からメロディを見てみましょう。
メロディは音符の棒(符幹)が
上に向いているものです。
5小節目を見てください。
1小節目からのメロディが
また登場しますよね！
ということは
4小節目で一区切り
ということが分かりました。
25小節目にも
1小節目からのメロディが登場します。
2.異なるメロディを探そう
次に1で見つけたメロディとは
異なるメロディを探してみましょう！
音の動きやリズムを
よく見てみましょう。
9小節目を見てください。
1小節目と比較してみましょう。
1小節目はド↘︎ソ↗︎ド↗︎ミ
と下がって上がりますが
9小節目はレ↗︎ミと
音が初めから上がりますし、
メロディの音符が
1小節目は4分音符でしたが
9小節目は2分音符に
変化していますよね！
この分析で
9小節目から新たなメロディに
なることが分かりますよね。
弾いてみると
1小節目からのメロディよりも
9小節目からのメロディのほうが
広く長く捉える感覚を感じませんか？
感覚で感じることも大切ですよね！
弾いた感覚を思い出してみましょう。
それから
9、10小節目と11、12小節目は同じです。
しかし、
このような同じ小節こそ注意しましょう！
クラシック音楽は
3回目に大きく展開するように
作曲されることが多いです。
そのため
1回目：9、10小節目(レ↗︎ミ↘︎レ)
2回目：11、12小節目(レ↗︎ミ↘︎レ)
3回目：13、14小節目(シ↗︎ド↗︎レ↗︎ミ)
(カッコ内はメロディです)
と3回目に大きく展開していることが
分かります。
1、2回目の
9、10小節目と11、12小節目は
メロディが上がってはすぐ下がりますが、
3回目の13、14小節目は
音がどんどん上がり
盛り上がっています。
また、
17小節目からも
異なるメロディが登場しますよね！
9小節目と比較をしてみましょう。
音符は2分音符と同じですが、
音がソ↘︎ミと下がります。
そして1小節ごとに
音が段階的に下がります。
段階的に音を下げて
落ち着かせることで
25小節目のメロディに
戻りやすくしています。
1、2と分析をした結果、
メロディの流れをよく見ると
4小節で1区切りの曲
ということが分かりました！
(さらに細かく2小節ずつ
区切る箇所もあります。)
そして
9小節目から
新たなメロディが登場し、
13小節目から更に展開していきます。
いかがでしたか？
このような考え方を認識し、
そして慣れていきましょう！
そしてまだ終わりではありません・・・
次は分析をして、認識したことを
表現に出さなければいけません。
こちらはレッスンで
実際に演奏をしながらお話します！
分析面白いなと感じた方は
楽典から勉強をしてみましょう。
そして和声法を勉強すると
もっと深く、確実に
分析をすることができます！
それではまた
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