木村「大友さん
うちのわけぇもんがとんでもないことしちまって、失礼しました
今日のところは、これで許しちゃ貰えませんか?」

水野「村瀬はどうしたんだよ!
こんなはした金とガキの指持ってきやがって何が詫びだコノヤロー!」

木村「親父は会合でこれねぇんだよ」

水野「おめぇが親分の代わりかよ」

木村「俺だって頭やらせてもらってんだ
今日のところは俺の顔立てて、これ納めてくれや」

安倍「なに言ってんだコノヤロー!
頭なら若いもんの責任取っててめぇが指詰めろ」

木村「こんなつまらねぇことで俺の指詰めれるか!」

水野「こんなつまらねぇことだとコノヤロー
てめぇら池元組に喧嘩吹っ掛けといてつまらねぇとはなんだよ
舐めてんのかコラァッ!」

木村「そうは言ってねぇよ」

水野「言ってんじゃねぇか!」

木村「悪かったよ」

野次「わりぃと思ってんなら指詰めろや!
舐めてんのかコノヤロー!
やれや!
ぐずぐず言ってんじゃねぇぞ!
早くやれよ!
ビビってんじゃねーぞ!」

木村「やってやっから道具持ってこいコノヤロー!」

岡崎「てめぇなんかこれで良いからやってみろや!」

木村「なんだてめぇまで調子乗りやがってコノヤロー
こんなもんで指詰められるわけねぇだろ!」

野次「なんだできねぇのかコノヤロー!
早くやれよ!」

木村「こんなもんじゃできねぇっつってんだよコノヤロー!
まともな道具出せコラァ!」

水野「何が道具だ偉そうに言いやがってコノヤロー
これでやってみろよ!」

木村「やってやるよコノヤロー」

木村「かーいてえ」

水野「なんだできないのかコノヤロー」

木村「兄弟なんか言ってっけどなぁ
うちの親父がその気になったら
てめぇらみてぇなちっぽけな組
踏み潰してやるからなコノヤロー」

安倍「おい!
村瀬組が山王会よりでけぇのかよ
頭おかしいんじゃねぇかおめぇ!」

木村「頭おかしいのはてめぇらの方だろうが!」

大友「カッコつけてんじゃねぇコノヤロー!」