去年の5月から本格的にジモティ上で対面個人鑑定のホロスコープ占いを始めたのだけれど、

今日風呂に入って居たときにふと唐突にその時のことを思い出した。

その方はジモティでの募集で来られた
50前の男性で、個人の整体師をされているとのことだ。

相談内容は、仕事のことで、ある離島が故郷で、帰って整体医院を開業しようか悩んでいると言われた。だけど年寄りばかりのその場所では悪くなってもよっぽどでなければ整体などしようとしないから、帰郷して商売として成り立つかどうか、との話だった。

彼は韓国の方をお客様として治療する事も考えていたが、私の占いの見立てでは、反対だった。

彼自身のホロスコープに寄って見たのだけど、家族の反対に合うこと、そして時期が良くない、との結論だった。

未熟な自分は、相手をがっかりさせただけで鑑定は終わった。

お力になれず、すみません。と言った。

私はその時、少し後悔をした。
あれで良かったんだろうか?と。

だが、その後、現在の日韓関係はどうだろう?

最悪だ。

韓国からの旅行者はほとんど来日しなくなり、経済活動を依存してきていた離島では大変な事になっているらしい。

あの時はっきり言ってあげて良かった。

もしもいいよ!頑張れ!なんて無責任な事を言っていたら、大変な損害を相手と家族に与えていた可能性だってあったのだ。

個人のホロスコープで世界情勢まで判定できるほどの腕は私にはまだないが、

危険を察知したならそれを教えなければいけない。良い事をしないのは悪い事をするのと同じことと言われた先人が居た。

占い師になるのをずいぶん躊躇っていたのは、それくらい占い師には責任があると言う思いがあるからだ。

相手に希望を与えない私の様な占い師にはリピーターは来ない。

一期一会、それでもいいじゃないか。

一瞬でも目の前の相手の悩みに寄り添って苦しみなら苦しみに共感し、また、不幸にしかならない執着から離れられない人にはバッサリ執着から切り離す。

仏教では抜苦与楽と言う言葉がある

せっかく占い師の道に進んだのだから、人のためになる事をしたいと思う。