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 今日(8月23日)午後7時ごろに撮影しました。

 韓国江原道原州市は、けっこう北側に位置しているので、秋の訪れは早く感じます。

 長かった梅雨が明けたあと、何日かは猛暑だったのですが、ここ2,3日の夜中の風が、やけに爽やかでした。

 秋を彩る虫の鳴き声も、あちらこちらから聞こえて来ます。

 ニュースでご存知だと思いますが、ここに来て韓国はコロナウイルスの感染が爆発的となり(と、ニュースでは言ってます。)、

 対策を強化しています。

 原州市でもソウルのデモに参加した感染者の他に、あるヘルスクラブで感染者がまとめて発生してしまい、原州市の関連施設は、おそらく最低2週間は閉鎖にするだろう、という雰囲気になっています。

 やっとのことでなんとか息を吹き返しそうだった経済が、またダウンするのか…個人経営の人たちはどうするんだろうか、と、思わずにはいられません。


 わたしが心配しても何が変わるわけでもないんですけどね。


 今日のような空を見ると、4年前のことを思い出します。

 暑い夏だったあの年、下の息子が生死を彷徨いました。

 集中治療室に入って人工呼吸器をつけられた息子に会うための、一日二回のわずかの面会のために、病院に泊まり込んでいました。

 医者からは、最善を尽くしますがどちらに転ぶかわからないので、と言われ、

 泣くことも忘れてただ呆然として過ごしていたあの頃、

 集中治療室に入って3日目ぐらいから回復の兆しが見え始めて、

 生命に別状はないと言われ、一般病棟に移るまでの間に、

 夏真っ盛りだった空が、初秋の空に変わっていました。

 あの日以来、この初秋の空を見るたびに、絶望と希望が隣り合わせに存在している現実を考えるようになりました。

 2020年はとにかく異変に次ぐ異変の年となり、

 良くも悪くも、過去から蓄積しているあらゆる問題と、社会の歪みに対峙することから逃れられない側面を見せつけられているように思います。

 人間はこうしてウイルスで右往左往し、国際情勢の大きな変化や緊迫した状況に恐れや不安をいだきながら生活しますが、

 自然界はあるがままの法則の中で、あるがままに存在しています。

 人間の利己心から距離をおいて、あるがままの自然に身を任せて来たことがあっただろうか?

 人間もこの自然界の一部であることを無視して生きてきた人類の集合意識の膿が、

 浄化されることを願いながら、空を見上げていました。



 みなさま、お健やかにお過ごし下さいね。