いよいよ平成最後の一日。

 どんな日になるのかなぁ、と思って始まったわけでもなかった。

 やはり私にとって、現在は平成よりも西暦の方がピンと来るし、

 平成のかなりの時間を異国で過ごしたんだからしょうがない。

 これでもインターネットのお陰で、ここ2,3年は日本は平成で時代が流れているんだと認識出来て来ていたぐらいだったのだ。



 久々に天気が良く、仕事も思ったよりも早く終わった。

 やった〜、これで行ける❣

 簡単に準備してまっしぐらにバス停に走った。

 ずっと行きたかったのだ。

 普門寺(보문사 ポムンサ)。

 新羅56代、敬順王(在位927〜935, 新羅最後の王)の時代に創建された。

 韓国のお寺はけっこう山の中にあるので、このお寺に来ようと思うと半日は必要となる。

 どんなに頑張っても、登山道の入り口から歩いて30〜40分はかかると言っていたし。(もちろん登山道を行くぐらいなのでバスや車では行けない所なのだ。)

 途中コンビニでお水とおにぎりだけ買って、乗り換えたバスの終点で降りた。


 登山道の入り口にある管理事務所。

 ここからひたすら歩くのだ。


 お花がいっぱい😍



 野生の桃の花だと思うが、すでにこんなに散っている。(登山道の入り口付近)


 登山道入り口付近の山桜。

 もう葉っぱがいっぱい出ている。




 こんな感じでいっぱいいろんな花が咲いている。

 最初はウキウキだった。

 ところが、途中で思わず時計を見た。

 ううぅ、15分経過。

 ちょっと待てよ…。

 もしかしなくても、このかなりの急勾配の道を30〜40分歩くんだよな🙀

 次の瞬間叫んでいた。

 「げええぇ、あああぁ、しんどい❣❣❣」

 すでにけっこうしんどかった。

 おまけに最近ではまれに見る、けっこう急な登り坂をずっとずっと歩いてるワケで…。

 行くのもキツイが、帰りの下り坂、やばくないかなぁ。


 中間地点の山桜。


 登山道の横を流れる川の様子。

 とにかく来た以上、登るしかないんで、ひたすらしんどいよ〜、と時々叫びながらえっちらおっちら。

 韓国の登山道で、日本語で絶叫しながら歩いて平気なところはそんなに多くはないだろうなぁ。

 うひゃひゃ、けっこう気に入ったかも。


 この風景❣

 きっとお寺はもうすぐ。

 そしてさらなる急勾配。

 トホホ😹


 普門寺の入り口の桜、満開じゃんか 😀


 階段を登ると、



 これが見たかった。

 江原道有形文化財第103号、靑石塔(청석탑)。

 高麗時代後期から朝鮮時代初期の靑石塔自体が10数個しかない中で、この形態の靑石塔はここ普門寺、海印寺、金山寺の3ヶ所しか残っていないのだそう。

 


 穏やかなお顔。


 普門寺から見た原州市内。


 こんな感じで楽しくトレッキングしながらお寺も拝見。

 春の山、いっぱい笑っている。

 花やいろいろな色の新緑が芽吹くこの時期、山笑う、とは本当に日本語は素敵な表現が多いですよね~。

 そして、登山道の入り口まで帰って来た私の膝も、久々にずっと笑っていた。

 ひっさしぶりに、膝が笑うほどの勾配を降りてきたなぁ。

 そして、気が付けば、今日は平成最後の日だったのだ。

 こんな日に夢が叶うなんて、素敵じゃん。