奈良、時の雫を毎日少しづつ再生している今日この頃。



保山耕一さんは相変わらず、ご自身の全てを懸けて、動画を配信されている。
最近は、奈良吉野山の桜の動画が多かった。
そのうちの一つは、癌で闘病中のご友人のお母様の為に編集されていた。

ご存知の方も多いと思うが、桜の花は、冬にある一定の寒さに晒されないと、春に咲くことが出来ないそうだ。
温暖化の影響で、暖冬の為に春に咲かない桜もあると聞いた。
日本人にとって、桜の咲かない春はあり得ないと思うが、こういう現実が一方ではあることも覚えておきたいところ。
自然の営みは本当に或る意味では厳格なのだと見につまされる。

この花は、工事で周囲がびっくり返され、その上、松林の中に生えているので極端な日照不足の中、こうして咲いていた。
こんなに小さいのに、劣悪な環境下でその存在価値を放棄せず、有る限りの力で咲いているのだろう。
胸の奥で、涙が滲んだ。

そして、こちらはフデリンドウという植物。
トレッキング中に見つけた。
歩いてる時はだいたい横とか上とかキョロキョロしていることが多く、この花を発見した時は、絶句した。
ぺんぺん草も逃げてくような、乾いた土ぼこりがわんさか立つ道端にあったのだから。
体長はせいぜい3,4センチ。
驚愕の域だった。
こちらは保山耕一さんの動画で、秋に撮影されたもの。
この落ち葉がとても印象に残った。
もちろん、動画のメッセージ性も強い。
春に一斉に咲き始める花や、生命の営みの背景にあるものを、深く深く考えさせられた作品。
"朽ち果てて 雨風雪を被りなほ
次代を紡ぐ 落ち葉なりけり"
奈良、時の雫の動画には、短歌が似合うかなぁと思い、作って見た。
それぞれの動画にメッセージを残してみたいという思いからやってみたけど、中々難しいですね。
秋の落ち葉が大地の肥になって、たくさんの生命を育んでいることを覚えておきたくて作ったのだろう。
生命の眼差し、人もまたその一部であることを背信しないようにと祈りながら…。