今日はオリンピックの閉会式でした。

選手の皆さんも、大会関係者の方も、そして競技を観戦したたくさんの方の心にも、たくさんの贈り物があったことと思います。
そして、私にも贈り物がありました。
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私は二人の息子を持つ母で、上の息子は軍隊服役中(韓国は軍隊は義務。)
下の息子は今回大学生に。
この下の息子、実は高校2年の夏、ペットボトル症候群で生死を彷徨った。
救急に運ばれて人工呼吸器をつけられ、担当医に
"最善を尽くしてはみますが、状態が悪過ぎます。覚悟もしておいて下さい。"
と、言われた。
目の前が真っ暗になった。
そしていろんな後悔が津波のように押し寄せた。
そんな息子が奇跡的に回復した。
次に待っていたのは、安静のためにできてしまった床ずれだった。
結局はこの治療のために一ヶ月半入院、手術もした。
高校2年の大事な時に、合わせて2ヶ月も学校を休んだので、留年の心配までした。
息子はこのまま3年に上がると言った。
ギリギリ留年を避けられる欠席日数だったのでそれは良かったのだか、心配なのは成績の方だった。
案の条、2学期の期末で、恐ろしい点数をとって来た。
いくら頭が良い方でも、肝心の授業を受けてないんだから致し方ない。
しばらくはそうとうヤケになっていた。
こちらが言わなくても、一番辛いのは本人だ。
なのでひたすら忍の1字に徹した。
3年生になって、どうするのかと思ったら、今度は休日返上で勉強し始めた。
もともと韓国の高校は朝、登校すると、帰宅はいつも最終バスで11時前になっていた。
平日はそうやって授業のあとも残って勉強し、土、日は学校に行くぐらいの時間には家を出て、図書館で勉強した。
早く行かないと、席がなくなるらしかった。
こうして3月から(韓国の新年度は3月)から1学期の期末が終わるまでは、土日を返上していた。
期末の結果がそれなりになったのを確認して本人は日曜日は遊ぶようになった。
11月に日本で言うところのセンター試験があったが、これが突然の地震で一週間延期になった。
そして、その結果を待って、志望大学の合格の発表があった。
一つはY大、もう一つはT大に合格した。
私はてっきり、自宅から通えるY大に行くと思ってた。
ところが!
本人はT大に行くと言う。
えぇぇ〜😲
実は我が家、経済的に非常に大変で、
生活保護のようなものを受けながら、わたしが許せる体力の範囲の中で働いている。
センター試験が終わって次の日、旦那はアルコール性ケトアシドーシスで救急入院した。
体調が悪いと言って去年の3月に退職して、働くと言いながら結局はアルコールに溺れた夫。
昨年の夏、いろんな事情で7月に引っ越しし、
月に40万ウォンの家賃を払ってこの田舎に住んでいるわけだ。
上の息子も2年生の専門大学に合格していたのに、
家が競売にかかったので、彼は自ら大学進学を諦めて就職した。
いろんなことがあってこのような経済状態なので、
何度も、それとなく下の息子に学費はどうするんだとか聞いていたが、
奨学金があるから大丈夫。
そして内容も教えてくれたので、そう心配はしてなかったが、
T大に幾度なると話は少し別。
寄宿舎があるから大丈夫!
しかし、実際大学のオリエンテーションの日にこともあろうに、この寄宿舎に入れないことがわかり、
入学まであと2週間もないのに、一体なんてこった!!!
私も腹が立って、
"経営の勉強ができれば大学なんてどこでもいいんじゃないの?なんでわざわざ部屋を借りないと行けないT大なの!"
と言う始末。
わかってる。
アルコール中毒の父親が家にいるので勉学に集中できないことぐらい。
でも、高2の時の入院事件があってから、
食事に気を付けて、今はなんの薬も飲んでいない息子。
でも一人暮らしして食事大丈夫かよ〜、というのが、母親の本音。
それとこの経済状況でどうやって下宿探すんだよ!
いろんな思いが押し寄せた。
ところが、
息子の中学からの友人K君のお父様が、
事業が成功していて、慈善事業として、奨学金のような形で寄付をされていて、
どうせなら、息子の友人にあげたいと申し出て下さり、
300万ウォンもの奨学金をいただけることになったので、
今日、無事、部屋の契約をして来た。
これも、私がどうしても仕事が休めないので、
息子と息子の友人と二人で行って探して契約して来た。
何から何までお世話になってる。
ありがたいとしか言えない。
息子には
"いくらお前がKくんの友人だと言っても、奨学金を与えるに値しないと感じたら、奨学金はもらえなかったと思うから、自分がやってきた正当な努力に対する贈り物だと思って感謝して使わせてもらいなさい。"
と言った。
本当に大変で、
へこたれそうで、
韓国に来てから3回も私自身死に損なって、
なんで生きてんのかわからなくなった時もたくさんあったけど。
こうして誰かが見ていて下さり、
そして誰かが助けて下さった。
一度は失ったと思った息子なので、
あとは本当に、健康で自身の能力を開発し、
息子自身も幸せで、社会に貢献できる何かをしてくれたら、それでいい。
こうして少しずつ自立していくのだな、と
嬉しさとどことない悲しさに包まれて、
今日の一日が終わる。

春はもうすぐそこ。
そして3月2日(1日は公休日)、息子は望みかなってT大の1年生になる。