お久しぶりです。多分後期はじめてのブログかな?ざわちんです
テスト後にポケモン買ってしまって、かなり楽しんでます
でもレートはまだ参戦できず…
早くやりたい…
12月4日昼の活動報告です

・マーズ
いつもの…
3Qのテスト前は狂ったようにやってましたね…
一切勝てないんですが…

・アグリコラ
いつもの…2
過去に一回だけやったんですが、全て忘れてしまいましたね
ばーむさんが新人農夫育成を掲げていたので、興味がある人は今が始めどきかもしれません

・デュエルマスターズ
珍しく新宰相ストト様がやってました
新しく出るカードがかなり強いそうで…
金欲しい…
あと、皇帝がすごいペースでデッキ組んでるんですがその

さて、お題回収しないといけないんですが、長くなりそうなので次のお題を先に
・兼題「鍋」で俳句を詠んでください。なお、兼題とはお題となる季語です。

数に上限は設けませんので、好きなだけ詠んでいいですよ!


お題「思わせ百合SS」

「希!おっはよー!」
朝の教室、静かに読書をしていた私の耳に聞き慣れた元気な声が響く。それと同時に後ろから抱きつかれる。
おはよう…」
本から目を離さずに答える。だって誰かなんてわかりきっているから。
「の〜ぞ〜み〜、声が小さい〜」
不服なのか、声の主は顔を私の髪に埋めながら足をジタバタさせている。猫みたいだ。
声の主は優香、私のクラスメイトで友達だ。元気が有り余っている女の子でスキンシップが過剰。いつも笑顔で私の読書の邪魔をしてくる。
まあ、読書は家でもできるからいいんだけど…
「で、希!今日は何読んでるの?」
優香の興味は私の髪から本に移ったようだ。でも、多分…
「これ?これは『大空の死』っていうアガサの作品の一つで…」
「んん〜、希の髪いい匂い〜」
ほら、もう興味なくしてる。優香は普段は元気いっぱいでも、勉強や読者には一切興味がなくて、途端に元気がなくなる。
「希、トリートメント変えた?」
「変えたよ。お母さんが新しいの試したいって買ってきたの」
「すっごいいい匂い!ねえねえ、どんなやつ?教えて!」
そんな読書とは真逆の、中身のない会話が弾んで行く。でも、そんな時間も楽しいもので、教室に先生が入ってきてもそのことに二人とも気づかないのだった。

「疲れた〜。希、ご飯食べよ」
優香がこれまた猫みたいに伸びをしながら声をかけてくる。
「ちょっとだけ待って…この問題だけ解いてから…
先食べてて」
どうしても解きたい問題があったので、そう言うけど…
(ニコニコ)
優香は向かいに座って頬杖をつきながら笑っている。
どうやら私を待つつもりらしい。
ちょっと時間がかかりそうだし…家でとけばいいか
「やっぱり先にご飯にしようかな」
そう私が言うと優香はそれ以上の笑顔になった。
「やった!食べよ食べよ!」
そう言ってお弁当を開ける優香。
時々思うけど、優香の精神年齢はどこかで止まっているんじゃないだろうか。
まるで妹を見ているみたいな気分になる。私一人っ子だけど。
「あ、希のお弁当美味しそ〜
ねえねえ、一つちょうだい!」
そんなことを考えていると優香が私のおかずをおねだりしてくる。
「いいよ」と言うより早く、優香は私のお弁当の卵焼きを一つ食べていた。
「美味し〜、優香の作るお弁当はいつも最高だね!」
私の家は両親が共働きなので火事の大半は私がやっている。つまりこのお弁当も自分で早起きして作ったものなのだが…
それをこんなに美味しそうに食べてもらえると私も嬉しい。自然と笑みがこぼれる。
「そうだ!希さ!私のお弁当も作ってよ!
ねえねえお願い〜」
さらっととんでもないことを頼んできたけど、この子。
「い、いや、流石にそれは…
優香のお母さんにも悪いし…」
でも、こんなに喜んでもらえるなら…
ま、まあちょっと多めに作ってくるくらいなら、いいかな…?
そんなわけで明日から朝がちょっと忙しくなることが決定したお昼なのでした。

陽も傾き、街灯がつき始めた頃。私は図書委員の仕事を終わらせ図書室を出た。
今日はうちに帰って洗濯物を取り込んで洗い物して、あの問題解いて読書の続きを…
「希!帰ろ!」
そんなことを考えながら廊下を歩いていると優香が後ろからかけてきた。
優香は部活にも入っていないし、どうしてこんな時間に学校にいるんだろう?
そんな私の思いを察したのか、優香がピースしながら答えた。
「希のお仕事終わるの待ってたのだ!」
ちょっと驚いた。この子は暇とか待つとかそう言う類のものは嫌いなはずなのに。
待っていてくれたことが嬉しくて、私もちょっと元気が湧いてきた。
「じゃ、帰ろっか」
そう言って私から優香の腕を取る。
「うん!」
優香が答えて歩き出そうとしたその時、「ぐぅ〜」と優香のお腹の虫が鳴いた。
優香が少し恥ずかしそうに舌を出す。
私はあることを思いついた。
「そうだ、優香。うち寄ってかない?ちょっとしたおやつ作ってあげる」
そう言うと優香は嬉しそうに私の腕に抱きついてきた。
「ほんと!?じゃあじゃあ!私卵焼きがいい!」
「卵焼きね。任せて。フワッフワの焼いてあげる」
あとは二人で取り留めのない話をしながら帰った。