何だかんだでもう62話。 そんな今回はさっくりとしたものを。

今より少し前、小坂市某所
その時、小坂には嵐が来ていた。 降り注ぐ豪雨、鳴り響く雷、そして全てをなぎ倒す風。
その空を横切る小さな影。 その影はぎこちなく、ふらふらとしながらも懸命に飛んでいた。 しかし、その影は力尽き、地に落ちていく。

そして現在。 バイクに乗った若者が数人。 彼らは突然振り出した雨にあわてながら街角の軒下に避難する。
「うわぁ~、すげぇ雨だなこりゃ。」
「ああ、全くだなぁヒロシ。 いきなり降ってきやがってよー。」
と愚痴りながら、しばらく雨宿りをしていると、ふとそのうちの一人が何かの物音に気づき、道路の一角に向かう。
「ん? どうしたヒロシ? まだ雨は止んでねーぞ?」
「いや、さっき・・・・・何かこんなものが上から・・・」といいながら手に何かを持ってくる。
「なんだこりゃ? 俺にも見せろよ。」と言って触ろうとすると、急に上のほうから小さな羽音が。 そして聞こえるかすかな声。
「お前ら・・・・それを・・・・・返せ・・・・・」
デモンパラサイト小坂シリーズ第六十二話(都市伝説シリーズ第二弾)
コトリトハコ

今回参加した悪魔憑きはこの三人です。
東郷 征斗(ドラグーン/東京)
今回もまた倒れたヒロシの原因を探るべく登場。 ヒロシらに手痛いツッコミを入れつつも高級メロンを買ってあげたりと何だかんだで面倒見はいいやつ。 今回も巨大化してからの連続攻撃が猛威を振るった。

佐藤 唯(アルバレスト/mono)
時間的には久しぶりに登場してきた人。 今回は何かにこやかな笑みを浮かべて登場。 現段階では裏で何をしているのかは謎のまま。 ディフレクションによる小坂でも屈指の防御支援能力は健在。

〆張 八策(モリオン・ブリガンダイン/GHETTA)
久々に出てきた白イタチ。 前回出てきたのは謎の異空間だったし。 ただ、期間が開いたとはいえアクアランチャーの腕は相変わらず。 モリオン能力? 何ですかそれは?

セラフィムに呼ばれる〆張と佐藤。 佐藤は最近連絡が取れず、今回はたまたま取れたので来たのだが、ジョーさん気にせず本題に入る。
昨夜、若者数名が通り魔に襲われたのだが、その犯人は目撃されておらず犯行現場から見てどうやら悪魔憑きの仕業である可能性が高いということだ。
そして佐藤と〆張に捜査を依頼しているところに東郷がやって来る。 どうやらその襲われた若者達はヒロシ達だったらしい。
今回、ヒロシらは重体で意識は戻っておらず、話も聞けない。 なのでひとまずは現場や警察の資料を当たってみることに。
〆張と佐藤が現場あたりを調べてみると犯行現場は何か大砲でも受けたかのようにしっちゃかめっちゃかになっており、こんなことができるのはやはり悪魔憑きの可能性が高い。 そして動物たちに聞いた所、確かにすごい音は聞いたが犯人は誰も見ていないそうだ。 さらに探索してみると現場近くに怪しい人間が約二名。 一人は〆張たちは実際には会っていないが、イーグル4号こと隆太。 もう一人はわからないがぐったりとして隆太に背負われていた。 彼らは道端におにぎりをいくつか置いていた。 確かにものすごく怪しいが、万一戦いになったら危険なのでここは様子見で引き返す二人。
東郷の方は警察の九課の方に赴き、情報を探る。 すると、三年ほど前からこの時期になると同じような事件が発生していることがわかる。 そして目撃証言によるとどうやら鳥に襲われたと言う話しが聞ける。 ちなみにそれを聞いたジョーさん、何か心当たりがあるものの、思い出せず。

次の日、今度はまた昨日の近くで事件が起こったらしい。 今まではこのようなことはなく、再び調査することに。 〆張と佐藤は現場を探索、東郷はヒロシの眼が覚めるのを待つことに。
〆張と佐藤、再び事件現場に行ってみると確かに同じような形で何者かが暴れたあとがある。 そして今度は野次馬の中に隆太を発見。 どうやら今度は一人のようだ。
〆張、こっそり近づいてコンタクトを試みる。 隆太今は非番なので話ぐらいには付き合うことにし、空き地へ移動。 佐藤もこっそりついていく。
隆太から聞いた話によるとこの通り魔事件は隆太自身の知る限りでは自分たちとは関係がない話であり、昨日のおにぎりは供え物だったとか。
そしてイーグル部隊は基本的に諜報、隠密活動が主なのであれぐらいの威力のある攻撃を出せるのはほとんどいない、厳密には昔はいたが今はいないと言う。

東郷の方は病院で待っていると、看護師さんから(5m離れて)ヒロシたちが目を覚ましたことを伝えられる。
意識が混乱してここは天国かと言いだすヒロシ達を落ち着かせ、東郷が話を聞くと雨宿りしている最中に何か小さなプラスチックの箱を見つけ、調べようとしたところ黒い影に襲われたとか。 そしてその箱は空いていたマンホールから下に落ちていったらしい。

東郷は電話で〆張らに箱のことを伝え、自分自身も向かうことに。 そしてそのことを聞いたジョーさん、昔のことを思い出す。
それは3年ほど前、悪魔憑きがいると思われる犯罪組織に関するデータを手に入れ、それを持ち帰る途中に悪魔憑きと思われる鳥に襲われその箱を奪われたことがあるらしい。 そしてその日も嵐の夜だったとか。 まぁ犯罪組織と言っても今思えばそれはROPに関する情報で今ならもう知っているだろう情報である。

そんな話はさておいて、〆張と作業着に着替えた佐藤が下水道に潜ってみると、確かに箱が落ちていた。 襲ってくるんじゃないのかと警戒しながら地上に戻ってくると、突然ワイヤーが伸びてきて箱を奪われてしまう。 そこには赤と緑のモヒカンの二人組が。
「ハッハッハァ!! この妙な鳥が襲ってくるとか言う箱はここらを支配する、俺達信号兄弟(歩行者用)が頂いたぁ!!」・・・うん、馬鹿登場。 そして馬鹿は西のほうに去っていく。

〆張、佐藤と東郷は馬鹿が入っていったアジトの前で合流。 その頃には風が強くなってきて、中からは悲鳴が聞こえ始める。
まあそんなにあわてることもなく入っていくとやっぱり倒されたモヒカン二人と、黒いスズメのような影。
「お前達も・・・この箱を奪いに来たのか・・・この箱は渡すわけには行かない・・・・それが・・・任務だから・・・・」と、説得も通じる気配もなく戦闘へ。
黒いスズメことイーグル8号は<バーサーク><エアブレード><クリスタルエンチャント><スパイラルアタック><ハイスピードクラッシュ>でダメージダイスは2個しか振れないけど基本ダメージは73スタート、エナジーは0で何か死んでるっぽいのでダメージは全て半減、さらに回避はせずに<ブリンクムーブ>でひたすら受けるのでダメージを4分の1にして足していけばいいだけという非常にGMに優しい設計。
〆張、一撃で落とされて暴走。 そして水圧弾連射。
佐藤連続攻撃を習うも残像で近づかれて「しょうがない。 じゃあ殴ります。」で肉弾攻撃。
東郷、さらに威力の上がった最終能力でこちらと同じようなダメージをたたき出してスズメ撃沈。

スズメ、倒れながらも最期の意志で窓の外に飛び出すも、そのまま落ちていく。 追いかけると、そこにはスズメの死骸を持ったジョーさんが。 しかしこのジョーさん、様子がおかしい。 と言うかたぶん偽者。
ジョーさん(?)、「その箱はこちらで預からせてもらおうか。」といって箱を受け取ろうとする。 この箱の情報は今となってはそれほど重要でもなく、ここは素直に渡すことに。(と言うか10レベルなんかに勝てねーよ。)
その後東郷はジョーさん(偽)からもらった報酬でヒロシ達にメロンを買ってあげる。 ヒロシ達大喜び。

最後にジョーさん(偽)みんなと別れたあとスズメに対して
「ご苦労だったな・・・任務・・・完了だ。」そういうと、何かが飛び立ったような気がした。
「さて、帰るか・・・」というところで「隊長、たいちょー!!」
「ん? 貴里か?」
「ようやく見つけましたよ、隊長。 私の記憶によれば、確かかれこれ一週間は何も食べていないはずです。 今日と言う日はしっかりと食べてもらわないと。」と手には大量のハンバーガーが。
「いや、あの、俺・・・ちゃんと食べたんだが・・・と言うかこんなこと昨日にも確か・・・・」
「言い訳はいいです!!」

この日、釣二は河原の近くでイーグル8号こと黒いスズメと飛び回ったり遊んだりしている夢を見たそうな・・・・・