うぃ、トーキョーN◎VA The Detonationを建てさせてもらったmonoですよっと。うっかり開館前(8時半)に到着して悶々としてたのは気のせいでしょう。
アクトトレーラー
別にこの街じゃ珍しい事じゃない
互いに信頼していた相棒(パートナー)
昼行灯とあだ名(ハンドル)される上司
元警官(イヌ)で信頼のおけない組長
そんなイメージは簡単に突き崩される
たった、一つの事件によって
暗い表情の裏を見抜けなかった己の未熟
微笑みの下に隠された素顔
裏切りにしか見えなかった行動の真意
そんな変化にキャストは翻弄されるのか、それとも自分の仕事(スタイル)をやり通すのか、それとも…
かくして運命の扉は開かれる…
N◎VA-D「日常という名の非日常」
副題 不器用(CD)な連中の不器用(CD)な物語(ストーリー)
PC1
“異端者(アウターワン)”時任由貴(ときとうよしたか)
男性32歳 PL朱雀
ペルソナ:カタナ キー:ハイランダー シャドウ:カブト
フリーランスのカタナ(殺し屋)実家は軌道の時任家(要するに超エリートのはずである)だが、素性を隠して地上に下っている。ばっちりハードボイルドを演じていただきました。RL的にはPC1の割にはシナリオ上での動きを少なくさせてしまったかなぁ、とちょっと反省。
PC2
“御老体”“ポンコツ”和泉大和(いずみやまと)
男性53歳 PL東京
ペルソナ:イヌ キー:カブトワリ シャドウ:フェイト
ブラックハウンド機動捜査課所属のイヌ(警官)。階級は巡査長。多分、バディの緑川とのコンビは「父娘コンビ」なんて呼ばれてるんじゃなかろうか。20~30代を想定してそれっぽいシーンや台詞を用意していたRLを見事に奇襲してくれました。尚、同姓のN◎VA駐留軍司令官とは無関係(笑
PC3
“セイ”政(まさ)
男性38歳 PLミドリ
ペルソナ:レッガー キー:エグゼク シャドウ:カブキ
暴力団、藤咲組構成員。ちなみにレッガーは犯罪者。インテリヤクザという設定通り、株で組の資金繰りを助ける切れ者としての裏の顔がある(エグゼク)・・・ふぅ。ちなみに舎弟にはヤスとヒロシがいる。ふざけた事をする時にはアフロにして“アフロ”というハンドルを名乗るらしい。
オープニングフェイズ
時任は一ヵ月前、目の前から姿を消した相棒にして好敵手、レイチェルの行方を凄腕の情報屋、“ハンス”の助けを借りて追う。ちなみに“ハンス”は近くにあるスピーカーを使って連絡を取って来る年齢不詳、性別不詳のハッカーで、時任やレイチェルの事を気に入っている。“彼”によるとスラムで武器商人のジャーキンという男と会っていたという。すぐ取引現場に向かう時任だが、途中、“ハンス”から本当に行くのかの確認の通信が入る。“ハンス”が通信を使うのは珍しい事である。が、何かあるのかと訊き返された“ハンス”は通信を切ってしまう。
現場に着いた時任、さしあたっては静観。レイチェルの姿が無い事に首を傾げる。“ハンス”の情報が間違っている事はほとんどなかった。
政がスラムのアジトでくつろいでいると、舎弟のリーダー格、ヤスが駆け込んでくる。
「だんな!てぇへんです!うちにチャカおろしてるジャーキンってヤローがシマを荒らしてるカーライル・シンジケートと取引してるんでさぁ!」
「今、ヒロシの奴が見張ってるんですが、だんな、ご決断を!」
「潰しに行くぞ!」
「へいっ」
かぁちこみd…いえ何でもないですよ。ちなみにヒロシのハンドルは“運の悪い男”
ちなみに、到着すると何故か銃撃戦→野次合戦になっている。どうやらヒロシが我慢できなかったらしい。
和泉はバディの“トラブルメーカー”緑川理奈といつも通りデスクワークばかりしている上司の“昼行灯”長谷川瞳警部補が課長の冴子と意味深な会話をしているのに聞き耳を立てる。が、そこに出動命令が。長谷川に命令されて和泉は文句を言いつつ出動する。
が、事件はあっさり解決されたという。帰ろうとする二人に長谷川から通信が。武器の取引現場に急行しろという。長谷川は自分が何とかすると言い、静観を指示。和泉は首を傾げつつも命令に従う。
現場には藤咲組組長の竜二と謎の女が別々に登場。竜二は女の要請でカタギを巻き込むなと言ってヒロシとヤスを退かせる。政も組長は気に入らないが、表向きは従っておく事にしてシーンから退場。和泉は女が長谷川に似ているような気がしたが、まるで雰囲気が違うので別人だろうと思い直す。
そして長谷川から和泉に鎮圧を指示する通信。和泉は現場を少しは分かっているのだと少し長谷川を見直す。
時任は現場から逃げようとしているスーツを着込んだ企業家風の男を見つけ、追跡する。周囲に誰もいない事を確認して、男の前に登場。
「く、くそっ、カーライルの腕利きの護衛はどこに行ったんだ。サツが来たらブツだけ持っていきやがって…たしかに“護衛”だよ。ブツのな」
男、ジャーキンは時任が自分を殺しに来たのではないと分かると態度を変え、業界では有名な時任とも取引がしたいと金を渡して去る。どうやら、転んでもタダでは起きない男らしい。
ルーラーシーン
女と藤咲の会話。
「そろそろ頃合いです」
「さて、こちらは君に借りを作ったままです。貴女の望みを聞きましょうか」
「…部下を救ってやりたいのです」
「そう言うと思ってましたよ。任せて下さい」
リサーチフェイズ
緑川が逮捕したシンジケートの下っ端を護送しようとすると、護送車がミサイルで吹き飛ばされる。緑川は軽傷で済んだが、彼らは全滅。和泉は緑川の様子が少しおかしいのに気付く。
「口封じってこと…?」
時任はレイチェルがカーライルシンジケートに吸収されたマフィアの幹部でシンジケートを嫌って非常時だけ仕事をする事を条件にシンジケートを抜けていた事を知る。そして彼女と“ハンス”が接触していたという事も。そこに“誠実な壁”としてのレイチェルから通信が。
「久し振り、と言うべきかしら」
「次に会うときは、お互いの仕事(スタイル)を通しましょう」
更に時任は“ハンス”がレイチェルと時任の事を考えて敵対せざるを得ない二人の事を想い、情報を伏せていた事を知る。そして、レイチェルから時任に情報を伝えるように脅迫されていた事も。“ハンス”は時任に次の取引現場を伝え、倉庫への地下通路を教える。
政は藤咲が長谷川と警官時代、同僚だった事を知る。そして組の為に、今でも彼女と親交を結び、司法取引や情報のやり取りをしている事を。藤咲が現れ、女との取引の条件を伝える。それは、ある女性を助け出し、ブラックハウンドに連れていく事。耳を疑う政だが、他ならぬ組長の頼みごと、例え個人的に嫌っていようが、断る事はない。ヤス、ヒロシ、その他舎弟とともに女性が捕らわれているビルに突入…というか、状況は以下の通り。
ヒロシ「かぁちこみだぁーっ!」
ヤス「あの馬鹿っ!野郎ども!あいつを止めろーっ!」
政「・・・おい」←取り残された
が、見張りは彼らに簡単に蹴散らされ、無事、女性を救出する。
和泉は長谷川が藤咲組とのパイプを持ち、カーライルシンジケートと藤咲組の属する河渡連合とのバランスをとる事で治安をある程度守ろうとしている“ピースメーカー”の異名をとるキレ者である事を知る。そして、ブラックハウンド内のカーライル・シンジケートの内通者、緑川を泳がせ、偽情報を流す事で均衡を保とうとしていた事も。緑川は妹を盾に脅迫されていたのだ。
緑川は真実を知った和泉に銃を向ける
「あなただけは、巻き込みたくなかったのに…」
が、そこに長谷川登場。一瞬の隙を突き、「クイックドロウ」で銃を抜き、緑川が撃てないのを看破する。そこに政登場。彼が救出したのは彼女の妹の緑川伊奈だった。
だが、緑川は自分は許されない事をしたと言って神業「不可知」を使用して退場。
長谷川は和泉に次の取引現場が分かったと告げ、政にはにっこりとほほ笑んでこう言った。
「協力してくれますか?N◎VAの一市民として」
和泉、長谷川を見直したと言うが、長谷川は微笑んでこう答えるだけだった。
「さぁ、どうでしょう?」
クライマックスフェイズ
倉庫は長谷川指揮下の機動捜査課隊員で包囲される。
そして時任は地下通路で倉庫内に侵入、が、そこに和泉、政、長谷川が扉を開け放ち、照明がつく。
(ちなみに、時任はそれまで他のPCと直接接触していないが、別にN◎VAでは珍しくもない事である
倉庫には三人の男女。
「ようこそ、諸君」
そこにいたのはジャーキン。だが、彼はカーライル・シンジケートによって消されているはずの男である。影武者だったのではないか、とも思われたが、もう一度シンジケートと取引する理由がない。
「ジャーキン?あぁ、あの男か。彼は強情でね、消えてもらったよ」
そう言って“ジャーキン”は緑川の肩を叩く。緑川は最近、犯人を追跡中に
誤殺していた。その身元不明の男が、ジャーキンその人だったのだ。
つまり、誤殺ではなく、シンジケートの脅迫で殺害したのだ。
「私の名は“顔の無い男”レイモンド。せっかく手に入れた顔だ。君らに潰されるわけにはいかんのでね」
レイチェル「私は私の仕事をする。不器用で悪かったわね…けど、本気でやらせてもらうよ」
「(長谷川に)君の部下には私の子飼の傭兵で十分だ」
長谷川「…くっ…後は任せたわよ(シーンから退場)」
戦闘
一巡目は互いに銃撃戦。レイチェル、和泉が軽傷。
誰かが衛星軌道上からビームを撃たせたような気がするが、多分気のせい。
これでは埒が明かぬと神業合戦に移行。
和泉 「とどめの一撃」を緑川に使用(効果:脳震盪)
緑川 「難攻不落」で打ち消し
政 「チャイ」で「難攻不落」を打ち消し
レイチェル 緑川に「難攻不落」を使用
和泉 緑川に「制裁」を使用(効果:逮捕礼状)
レイモンド 「買収」で「制裁」を打ち消し
政 「買収」で「買収」を打ち消し
緑川 自分に「制裁」を使用(効果:ID剥奪)
※犯罪者になった自分と妹の関係を消す為
政 「不可触」で「制裁」を打ち消し
レイチェル 「とどめの一撃」を時任に使用(効果:脳震盪)
時任 「難攻不落」で打ち消し
レイチェル 「暴露」を和泉に使用(効果:抹殺)
時任 「天罰」で打ち消し
時任 「死の舞踏」をレイチェルに使用(効果:脳震盪)
これで緑川、レイチェルが無力化され、戦闘は終了。
※レイモンドは神業のみ使用で、戦闘には参加しない。終了後はエキストラ扱い。
が、影武者が「チェンジ」を使用。レイモンドは影武者だったことが判明する。レイモンド自身は「不可触」で自分の汚名を雪ぎ、そのまま幹部の一人として活動する(舞台裏
偽レイモンド「馬鹿め…私はレイモンド様の影武者。いつかわが主君と相まみえよう」
レイチェル「悔いはないわ。自分の、本当に護りたいものを護れたんだから。貴方とはもっと違うカタチで会っていたかったわ」
軽傷を負った長谷川が登場。傭兵達は彼女の「制裁」「とどめの一撃」と部下達の活躍によって全滅している(舞台裏
長谷川は政に対し、「ファイト!」を使用。「不可触」で緑川の経歴を洗浄するよう頼む。政は見返りを要求した上で「不可触」を緑川に使用。あんたもやるな、と言う和泉に、長谷川はやはり微笑んで答える。
「さぁ、どうでしょう?」
長谷川の口癖だ。
そして長谷川は偽ジャーキンと傭兵達だけを護送するよう指示。レイチェルと時任には目も向けない。和泉は報告書をどうするか聞く。長谷川は二週間だと言い切る。和泉は肩を落とすが、長谷川はちょっと色はつけてあげるわよ、と答えた。いたずらっぽく笑う彼女。そして、時任とレイチェルを残し、機動捜査課は撤収。政も退場する。そして、長谷川がちらりと去り際に見た先では一台のリムジンが走り去った。藤咲組の御紋が付けられていたのは言うまでもない。
エンディングフェイズ
・日常と言う名の非日常
時任とレイチェルは部屋でくつろいでいた。
「まったく、お陰で私まで追われる身だわ」
そう愚痴るレイチェル。が、顔は笑っている。今回の件で二人はカーライル・シンジケートに追われる身になったのだ。
「愛の逃避行、現実にはそんなにロマンチックじゃないのよね」
そして、古いラジオがその部屋にはあった。
「お熱いねぇ、お二人さん」
「ハ、“ハンス”!もぅ、冷やかさないでよ!」
「悪い悪い。お二人さんに新しい仕事だよ」
「お互いを殺せ、とか?(笑って)」
「いやぁ…ちょっと、ドジっちゃってさ…助けてくんない?」
「…あらら」
レイチェルは苦笑して時任を見つめた。
「で、今どこだ?」
・どこか違ういつも通りの日常へ
あれから17日(ちゃんと長谷川はイロをつけたのだ)
緑川と和泉は課長の千早冴子の前に立っていた。
「二人ともよくやったわ。大変な事件だったわね」
二人を労う冴子。だが、緑川は複雑な顔をしている(彼女は本当の事を報告書に書いていた。そしてその報告書を受け取り、冴子に提出したのは長谷川である
長谷川はいつも通り、デスクにかじりついて書類整理をしている。だが、和泉はもう知っていた。彼女がポケットに忍ばせているセレクタリにはひっきりなしに着信があり、ポケットからのびているイヤホンがそのセレクタリにつながっている事を。そう、彼女の真のハンドルが“ピースメーカー”である事を。
緑川「け、警部補!あれはどういう…!」
長谷川「何の事?まぁいいわ、あなたたちにルーキーを一人預けたいの」
トンと書類を揃え、少しだけ、待って頂戴ね。長谷川の口癖の一つだ。
長谷川「巡査!ちょっと来なさい!」
???「は、はぃっ」
和泉はその姿にデシャブを覚えた。そう、あれは緑川がルーキーだった頃だ。
理奈「い…伊奈!?」
伊奈「お姉ちゃん!」
理奈に飛びつく伊奈。
理奈「ちょ、これ、どういう!?あぁ、伊奈っ!?」
同僚「あーぁ…災難だなぁ、“御老体”」
和泉「いつも通りの日常が戻ってきただけだ」
同僚「だな。ところで、止めなくてもいいのかい?」
和泉はそっと長谷川を見た。手にした書類の題がちらりと見える。「ドライアイについて」和泉は苦笑するしかなかった。“昼行灯”を演じるのも、楽ではないらしい。
・同族嫌悪か思想の違いか
政はアジトでくつろいでいる。あの一件で政は組内での株を上げていた。藤咲の覚えめでたい政と言えば組で知らぬ者はいないだろう。
もっとも、政の考え方が変わったわけではない。だが、藤咲が組の事を考えている事は今では理解している。だが、その志を通す為にも、金は必要なのだ。だから、政は資金繰りの為に今日も株式市場を飛び回る。
そして、いつも通り、今日も舎弟の一人が駆け込んで来た。
下っ端「てぇへんです!ヒロシの奴がまたエライ事に!」
ヤス「今度は何だ!?あのすっとこどっこぃがっ!!!」
下っ端「あのブラックハウンドの“暴走警官”レイに追われてるんでさぁ!」
ヤス「あいつは逃げ足は速いが…だんな、どうしやす?」
政「あいつの事だ…おぃ、仮釈放の手筈整えとけ」
ヤス「たしかにそうですね…その方が手っ取り早い」
下っ端「ぇ?」
ヒロシ「だんなーーーーーーーーっ!」
看守「うるさいぞ!静かにしてろ」
以上。いやはや、神業がここまでうまくかち合うとは思ってませんでした。レイモンドの身柄を除けばベストエンドです。もっとも、レイモンドは政が彼に時任以上の達成値で気付いて影武者を殺害しない限り、最終戦闘に登場しない為、ほとんど殺害或いは捕縛は不可能でした(RLは現場を大観的に見ていた時任の判定に+5の修正を与えていました)もっとも、最後に捕縛した場合も「不可触」を使って証拠不十分で釈放させる予定だったので、ルートは一つしかなく、ほとんどRLによる誘導なので減点対象とは言えませんね。正直、ここまでうまくまとめてくれるとは思っていませんでした。時任、和泉に関してはそれぞれレイチェル死亡時に“ハンス”と直接会うエンド、緑川死亡あるいは抹殺時に緑川が登場しないエンドを用意してありました。
ちなみにレイモンドにも勝算はありました。PC達を始末した後に緑川の信用をレイモンドの「買収」で回復し、レイチェルの「暴露」で長谷川、和泉と藤咲、政の関係を癒着として流せば藤咲組にダメージを与えつつ、事件を収拾できたのです。時任の出現がイレギュラーだったのが問題ですね。
ちなみに藤咲が現場にいながら静観していたのは長谷川、政の顔を立てているのと、万一PC達が失敗しても、自分に対する社会戦ダメージを「不可触」で打ち消せるためです。
ふー、いや、疲れたけど楽しかったです。PLの皆さんありがとうございました
アクトトレーラー
別にこの街じゃ珍しい事じゃない
互いに信頼していた相棒(パートナー)
昼行灯とあだ名(ハンドル)される上司
元警官(イヌ)で信頼のおけない組長
そんなイメージは簡単に突き崩される
たった、一つの事件によって
暗い表情の裏を見抜けなかった己の未熟
微笑みの下に隠された素顔
裏切りにしか見えなかった行動の真意
そんな変化にキャストは翻弄されるのか、それとも自分の仕事(スタイル)をやり通すのか、それとも…
かくして運命の扉は開かれる…
N◎VA-D「日常という名の非日常」
副題 不器用(CD)な連中の不器用(CD)な物語(ストーリー)
PC1
“異端者(アウターワン)”時任由貴(ときとうよしたか)
男性32歳 PL朱雀
ペルソナ:カタナ キー:ハイランダー シャドウ:カブト
フリーランスのカタナ(殺し屋)実家は軌道の時任家(要するに超エリートのはずである)だが、素性を隠して地上に下っている。ばっちりハードボイルドを演じていただきました。RL的にはPC1の割にはシナリオ上での動きを少なくさせてしまったかなぁ、とちょっと反省。
PC2
“御老体”“ポンコツ”和泉大和(いずみやまと)
男性53歳 PL東京
ペルソナ:イヌ キー:カブトワリ シャドウ:フェイト
ブラックハウンド機動捜査課所属のイヌ(警官)。階級は巡査長。多分、バディの緑川とのコンビは「父娘コンビ」なんて呼ばれてるんじゃなかろうか。20~30代を想定してそれっぽいシーンや台詞を用意していたRLを見事に奇襲してくれました。尚、同姓のN◎VA駐留軍司令官とは無関係(笑
PC3
“セイ”政(まさ)
男性38歳 PLミドリ
ペルソナ:レッガー キー:エグゼク シャドウ:カブキ
暴力団、藤咲組構成員。ちなみにレッガーは犯罪者。インテリヤクザという設定通り、株で組の資金繰りを助ける切れ者としての裏の顔がある(エグゼク)・・・ふぅ。ちなみに舎弟にはヤスとヒロシがいる。ふざけた事をする時にはアフロにして“アフロ”というハンドルを名乗るらしい。
オープニングフェイズ
時任は一ヵ月前、目の前から姿を消した相棒にして好敵手、レイチェルの行方を凄腕の情報屋、“ハンス”の助けを借りて追う。ちなみに“ハンス”は近くにあるスピーカーを使って連絡を取って来る年齢不詳、性別不詳のハッカーで、時任やレイチェルの事を気に入っている。“彼”によるとスラムで武器商人のジャーキンという男と会っていたという。すぐ取引現場に向かう時任だが、途中、“ハンス”から本当に行くのかの確認の通信が入る。“ハンス”が通信を使うのは珍しい事である。が、何かあるのかと訊き返された“ハンス”は通信を切ってしまう。
現場に着いた時任、さしあたっては静観。レイチェルの姿が無い事に首を傾げる。“ハンス”の情報が間違っている事はほとんどなかった。
政がスラムのアジトでくつろいでいると、舎弟のリーダー格、ヤスが駆け込んでくる。
「だんな!てぇへんです!うちにチャカおろしてるジャーキンってヤローがシマを荒らしてるカーライル・シンジケートと取引してるんでさぁ!」
「今、ヒロシの奴が見張ってるんですが、だんな、ご決断を!」
「潰しに行くぞ!」
「へいっ」
かぁちこみd…いえ何でもないですよ。ちなみにヒロシのハンドルは“運の悪い男”
ちなみに、到着すると何故か銃撃戦→野次合戦になっている。どうやらヒロシが我慢できなかったらしい。
和泉はバディの“トラブルメーカー”緑川理奈といつも通りデスクワークばかりしている上司の“昼行灯”長谷川瞳警部補が課長の冴子と意味深な会話をしているのに聞き耳を立てる。が、そこに出動命令が。長谷川に命令されて和泉は文句を言いつつ出動する。
が、事件はあっさり解決されたという。帰ろうとする二人に長谷川から通信が。武器の取引現場に急行しろという。長谷川は自分が何とかすると言い、静観を指示。和泉は首を傾げつつも命令に従う。
現場には藤咲組組長の竜二と謎の女が別々に登場。竜二は女の要請でカタギを巻き込むなと言ってヒロシとヤスを退かせる。政も組長は気に入らないが、表向きは従っておく事にしてシーンから退場。和泉は女が長谷川に似ているような気がしたが、まるで雰囲気が違うので別人だろうと思い直す。
そして長谷川から和泉に鎮圧を指示する通信。和泉は現場を少しは分かっているのだと少し長谷川を見直す。
時任は現場から逃げようとしているスーツを着込んだ企業家風の男を見つけ、追跡する。周囲に誰もいない事を確認して、男の前に登場。
「く、くそっ、カーライルの腕利きの護衛はどこに行ったんだ。サツが来たらブツだけ持っていきやがって…たしかに“護衛”だよ。ブツのな」
男、ジャーキンは時任が自分を殺しに来たのではないと分かると態度を変え、業界では有名な時任とも取引がしたいと金を渡して去る。どうやら、転んでもタダでは起きない男らしい。
ルーラーシーン
女と藤咲の会話。
「そろそろ頃合いです」
「さて、こちらは君に借りを作ったままです。貴女の望みを聞きましょうか」
「…部下を救ってやりたいのです」
「そう言うと思ってましたよ。任せて下さい」
リサーチフェイズ
緑川が逮捕したシンジケートの下っ端を護送しようとすると、護送車がミサイルで吹き飛ばされる。緑川は軽傷で済んだが、彼らは全滅。和泉は緑川の様子が少しおかしいのに気付く。
「口封じってこと…?」
時任はレイチェルがカーライルシンジケートに吸収されたマフィアの幹部でシンジケートを嫌って非常時だけ仕事をする事を条件にシンジケートを抜けていた事を知る。そして彼女と“ハンス”が接触していたという事も。そこに“誠実な壁”としてのレイチェルから通信が。
「久し振り、と言うべきかしら」
「次に会うときは、お互いの仕事(スタイル)を通しましょう」
更に時任は“ハンス”がレイチェルと時任の事を考えて敵対せざるを得ない二人の事を想い、情報を伏せていた事を知る。そして、レイチェルから時任に情報を伝えるように脅迫されていた事も。“ハンス”は時任に次の取引現場を伝え、倉庫への地下通路を教える。
政は藤咲が長谷川と警官時代、同僚だった事を知る。そして組の為に、今でも彼女と親交を結び、司法取引や情報のやり取りをしている事を。藤咲が現れ、女との取引の条件を伝える。それは、ある女性を助け出し、ブラックハウンドに連れていく事。耳を疑う政だが、他ならぬ組長の頼みごと、例え個人的に嫌っていようが、断る事はない。ヤス、ヒロシ、その他舎弟とともに女性が捕らわれているビルに突入…というか、状況は以下の通り。
ヒロシ「かぁちこみだぁーっ!」
ヤス「あの馬鹿っ!野郎ども!あいつを止めろーっ!」
政「・・・おい」←取り残された
が、見張りは彼らに簡単に蹴散らされ、無事、女性を救出する。
和泉は長谷川が藤咲組とのパイプを持ち、カーライルシンジケートと藤咲組の属する河渡連合とのバランスをとる事で治安をある程度守ろうとしている“ピースメーカー”の異名をとるキレ者である事を知る。そして、ブラックハウンド内のカーライル・シンジケートの内通者、緑川を泳がせ、偽情報を流す事で均衡を保とうとしていた事も。緑川は妹を盾に脅迫されていたのだ。
緑川は真実を知った和泉に銃を向ける
「あなただけは、巻き込みたくなかったのに…」
が、そこに長谷川登場。一瞬の隙を突き、「クイックドロウ」で銃を抜き、緑川が撃てないのを看破する。そこに政登場。彼が救出したのは彼女の妹の緑川伊奈だった。
だが、緑川は自分は許されない事をしたと言って神業「不可知」を使用して退場。
長谷川は和泉に次の取引現場が分かったと告げ、政にはにっこりとほほ笑んでこう言った。
「協力してくれますか?N◎VAの一市民として」
和泉、長谷川を見直したと言うが、長谷川は微笑んでこう答えるだけだった。
「さぁ、どうでしょう?」
クライマックスフェイズ
倉庫は長谷川指揮下の機動捜査課隊員で包囲される。
そして時任は地下通路で倉庫内に侵入、が、そこに和泉、政、長谷川が扉を開け放ち、照明がつく。
(ちなみに、時任はそれまで他のPCと直接接触していないが、別にN◎VAでは珍しくもない事である
倉庫には三人の男女。
「ようこそ、諸君」
そこにいたのはジャーキン。だが、彼はカーライル・シンジケートによって消されているはずの男である。影武者だったのではないか、とも思われたが、もう一度シンジケートと取引する理由がない。
「ジャーキン?あぁ、あの男か。彼は強情でね、消えてもらったよ」
そう言って“ジャーキン”は緑川の肩を叩く。緑川は最近、犯人を追跡中に
誤殺していた。その身元不明の男が、ジャーキンその人だったのだ。
つまり、誤殺ではなく、シンジケートの脅迫で殺害したのだ。
「私の名は“顔の無い男”レイモンド。せっかく手に入れた顔だ。君らに潰されるわけにはいかんのでね」
レイチェル「私は私の仕事をする。不器用で悪かったわね…けど、本気でやらせてもらうよ」
「(長谷川に)君の部下には私の子飼の傭兵で十分だ」
長谷川「…くっ…後は任せたわよ(シーンから退場)」
戦闘
一巡目は互いに銃撃戦。レイチェル、和泉が軽傷。
誰かが衛星軌道上からビームを撃たせたような気がするが、多分気のせい。
これでは埒が明かぬと神業合戦に移行。
和泉 「とどめの一撃」を緑川に使用(効果:脳震盪)
緑川 「難攻不落」で打ち消し
政 「チャイ」で「難攻不落」を打ち消し
レイチェル 緑川に「難攻不落」を使用
和泉 緑川に「制裁」を使用(効果:逮捕礼状)
レイモンド 「買収」で「制裁」を打ち消し
政 「買収」で「買収」を打ち消し
緑川 自分に「制裁」を使用(効果:ID剥奪)
※犯罪者になった自分と妹の関係を消す為
政 「不可触」で「制裁」を打ち消し
レイチェル 「とどめの一撃」を時任に使用(効果:脳震盪)
時任 「難攻不落」で打ち消し
レイチェル 「暴露」を和泉に使用(効果:抹殺)
時任 「天罰」で打ち消し
時任 「死の舞踏」をレイチェルに使用(効果:脳震盪)
これで緑川、レイチェルが無力化され、戦闘は終了。
※レイモンドは神業のみ使用で、戦闘には参加しない。終了後はエキストラ扱い。
が、影武者が「チェンジ」を使用。レイモンドは影武者だったことが判明する。レイモンド自身は「不可触」で自分の汚名を雪ぎ、そのまま幹部の一人として活動する(舞台裏
偽レイモンド「馬鹿め…私はレイモンド様の影武者。いつかわが主君と相まみえよう」
レイチェル「悔いはないわ。自分の、本当に護りたいものを護れたんだから。貴方とはもっと違うカタチで会っていたかったわ」
軽傷を負った長谷川が登場。傭兵達は彼女の「制裁」「とどめの一撃」と部下達の活躍によって全滅している(舞台裏
長谷川は政に対し、「ファイト!」を使用。「不可触」で緑川の経歴を洗浄するよう頼む。政は見返りを要求した上で「不可触」を緑川に使用。あんたもやるな、と言う和泉に、長谷川はやはり微笑んで答える。
「さぁ、どうでしょう?」
長谷川の口癖だ。
そして長谷川は偽ジャーキンと傭兵達だけを護送するよう指示。レイチェルと時任には目も向けない。和泉は報告書をどうするか聞く。長谷川は二週間だと言い切る。和泉は肩を落とすが、長谷川はちょっと色はつけてあげるわよ、と答えた。いたずらっぽく笑う彼女。そして、時任とレイチェルを残し、機動捜査課は撤収。政も退場する。そして、長谷川がちらりと去り際に見た先では一台のリムジンが走り去った。藤咲組の御紋が付けられていたのは言うまでもない。
エンディングフェイズ
・日常と言う名の非日常
時任とレイチェルは部屋でくつろいでいた。
「まったく、お陰で私まで追われる身だわ」
そう愚痴るレイチェル。が、顔は笑っている。今回の件で二人はカーライル・シンジケートに追われる身になったのだ。
「愛の逃避行、現実にはそんなにロマンチックじゃないのよね」
そして、古いラジオがその部屋にはあった。
「お熱いねぇ、お二人さん」
「ハ、“ハンス”!もぅ、冷やかさないでよ!」
「悪い悪い。お二人さんに新しい仕事だよ」
「お互いを殺せ、とか?(笑って)」
「いやぁ…ちょっと、ドジっちゃってさ…助けてくんない?」
「…あらら」
レイチェルは苦笑して時任を見つめた。
「で、今どこだ?」
・どこか違ういつも通りの日常へ
あれから17日(ちゃんと長谷川はイロをつけたのだ)
緑川と和泉は課長の千早冴子の前に立っていた。
「二人ともよくやったわ。大変な事件だったわね」
二人を労う冴子。だが、緑川は複雑な顔をしている(彼女は本当の事を報告書に書いていた。そしてその報告書を受け取り、冴子に提出したのは長谷川である
長谷川はいつも通り、デスクにかじりついて書類整理をしている。だが、和泉はもう知っていた。彼女がポケットに忍ばせているセレクタリにはひっきりなしに着信があり、ポケットからのびているイヤホンがそのセレクタリにつながっている事を。そう、彼女の真のハンドルが“ピースメーカー”である事を。
緑川「け、警部補!あれはどういう…!」
長谷川「何の事?まぁいいわ、あなたたちにルーキーを一人預けたいの」
トンと書類を揃え、少しだけ、待って頂戴ね。長谷川の口癖の一つだ。
長谷川「巡査!ちょっと来なさい!」
???「は、はぃっ」
和泉はその姿にデシャブを覚えた。そう、あれは緑川がルーキーだった頃だ。
理奈「い…伊奈!?」
伊奈「お姉ちゃん!」
理奈に飛びつく伊奈。
理奈「ちょ、これ、どういう!?あぁ、伊奈っ!?」
同僚「あーぁ…災難だなぁ、“御老体”」
和泉「いつも通りの日常が戻ってきただけだ」
同僚「だな。ところで、止めなくてもいいのかい?」
和泉はそっと長谷川を見た。手にした書類の題がちらりと見える。「ドライアイについて」和泉は苦笑するしかなかった。“昼行灯”を演じるのも、楽ではないらしい。
・同族嫌悪か思想の違いか
政はアジトでくつろいでいる。あの一件で政は組内での株を上げていた。藤咲の覚えめでたい政と言えば組で知らぬ者はいないだろう。
もっとも、政の考え方が変わったわけではない。だが、藤咲が組の事を考えている事は今では理解している。だが、その志を通す為にも、金は必要なのだ。だから、政は資金繰りの為に今日も株式市場を飛び回る。
そして、いつも通り、今日も舎弟の一人が駆け込んで来た。
下っ端「てぇへんです!ヒロシの奴がまたエライ事に!」
ヤス「今度は何だ!?あのすっとこどっこぃがっ!!!」
下っ端「あのブラックハウンドの“暴走警官”レイに追われてるんでさぁ!」
ヤス「あいつは逃げ足は速いが…だんな、どうしやす?」
政「あいつの事だ…おぃ、仮釈放の手筈整えとけ」
ヤス「たしかにそうですね…その方が手っ取り早い」
下っ端「ぇ?」
ヒロシ「だんなーーーーーーーーっ!」
看守「うるさいぞ!静かにしてろ」
以上。いやはや、神業がここまでうまくかち合うとは思ってませんでした。レイモンドの身柄を除けばベストエンドです。もっとも、レイモンドは政が彼に時任以上の達成値で気付いて影武者を殺害しない限り、最終戦闘に登場しない為、ほとんど殺害或いは捕縛は不可能でした(RLは現場を大観的に見ていた時任の判定に+5の修正を与えていました)もっとも、最後に捕縛した場合も「不可触」を使って証拠不十分で釈放させる予定だったので、ルートは一つしかなく、ほとんどRLによる誘導なので減点対象とは言えませんね。正直、ここまでうまくまとめてくれるとは思っていませんでした。時任、和泉に関してはそれぞれレイチェル死亡時に“ハンス”と直接会うエンド、緑川死亡あるいは抹殺時に緑川が登場しないエンドを用意してありました。
ちなみにレイモンドにも勝算はありました。PC達を始末した後に緑川の信用をレイモンドの「買収」で回復し、レイチェルの「暴露」で長谷川、和泉と藤咲、政の関係を癒着として流せば藤咲組にダメージを与えつつ、事件を収拾できたのです。時任の出現がイレギュラーだったのが問題ですね。
ちなみに藤咲が現場にいながら静観していたのは長谷川、政の顔を立てているのと、万一PC達が失敗しても、自分に対する社会戦ダメージを「不可触」で打ち消せるためです。
ふー、いや、疲れたけど楽しかったです。PLの皆さんありがとうございました