通勤電車で運良く座れたのでウトウトしていると
2つ先の駅位からたくさんの人が乗車してきた。
その中に背の高い老夫婦がいて、ドア付近におばあさんが立ち、おじいさんは両腕を吊り革の輪の中に入れてブラブラ身体を揺らしていた。
真ん中に座っていたので少し遠くからだったけど、おじいさんは可愛いと言うよりはイカツめな感じで、おばあさんはお洒落な帽子をかぶって清楚な感じだったけど…
何だか変な感じ? がした。
そう感じながらも、睡魔には勝てず目を閉じると、
バンっ
と大きな音が聞こえて来て、ビックリして目を開けるとおじいさんが足を大きく上げて下す仕草が見えたと思った次の瞬間
おばあさんを
思い切り蹴ろうとした
日常的な事なのか、おばあさんは避けたのでコートに触れた程度だったけど、おじいさんはスーツを着ていて、ビジネスシューズだったので、当たっていたら大惨事になっていたと思う
その後、少し距離を開けて立っていたおばあさんは、マスクから鼻を出したおじいさんに鼻を覆うようジェスチャーで伝えると…おじいさんは再び蹴ろうとした
私の向かい側に座っていた同じ年齢位の女性と私は横目で2人のやり取りをみつつ、お互いに「え?何これ?」と思うような感じで様子を伺っていた。
次に何かあれば席を譲る声掛けをしてみようかな?…でも、変に声を掛けてしまって、更に凶暴になっても…とあれこれ思っていたら、私が降りる駅に到着。
乗り換えで降りる人が多いので空く席も多かった。
老夫婦は降りず。おじいさんは1人分空いた席にさっさと座り、おばあさんはその前に立った。
ちょうど時間差でおじいさんの隣り2席空いたが、隣に座るか迷いながら隣に座った。
私は横目で様子を見ながら電車を降りた。
大丈夫かな?あのおばあさん…
現実にあるんだっ
こんな事
無事を祈ります
※最後まで読んで下さりありがとうございます