何がもう現実なのかもわからない。
だけど、
時間は止められなくて、
りんは解約したアパートを出なければならない。
けいくんと決めた広いマンションに引っ越す気力なんてなくて、
りんは実家に戻った。
職場は近いから生活に問題はなかったけど、
この会社にもけいくんとの思い出がたくさんある。
りんは
今起きてるのか、
立っているのか、
どこにいるのか、
何をしているのか、
そんな事もよくわからない状態で、
それでも会社には毎日行っていた。
自分の体調が悪いことも気付かないで、
よく気を失ったりした。
この日は病院に連れて行かれて、
そのままりんは入院することになってしまった。
鬱とかそういう病気だったと思う。