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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.














このように

2023年4月から始まった

父の透析だった















そしてそれから

一年半近く経ち

今年二月にコロナに罹り

そのまま寝たきりになった父は

今も入院中だが











ふと、

ああ、今だったら

透析をしないな…

と思った


これは、透析が良い悪いという話ではなく

必要な人には大切な治療だと思う






















当時も

透析をしない

という選択は

わたしの中にはあった












それは

医師に言われた

選択ではなかったが










わたしならしない

わたしの生き方ならしない

と思ったし

それは両親にも伝えた


〝透析をしない〟という選択をしても

このようにこのように、やれることはやったと思う









でも

何かあればすぐに病院に行き

医師の言うことが全ての両親からしたら

透析をしないという選択は

そう、はっきり口にした訳でないが

なかったと思うし


わたしはコロナのワクチンを打っていないが

両親は数回打っており

両親には打たないという選択が一切なかったように…










わたしがもし

〝透析をしない〟

という選択を強く勧めても

両親は選ばなかったと思うし










透析をしない=死

では必ずしもないけれど

でも、それは両親からしたら

透析をするよりもさらに死を覚悟する

ということでもあり













当時、透析にも

かなり二人はショックを受けていたので

それ以上の覚悟は無理だったので

やはり選ばなかったと思うし












わたしも

ここまで全てを体験したから

今はっきり

本音はそれだったな…

と思うし














両親といえど

全く生き方や考え方の違う

他人の人生の選択に

そこまで介入できなかったなと思うし









結果

それで良かった

それが良かった 

のだと思う


ここを通ってきたことで

わたしの人生も、脳も、物凄く整理整頓され

スッキリした部分があり


それは凄く人間らしい時間で

それは凄く良かったなと思う














でも、その

〝わたしの〟本音ではない

選択を生きていたことで

結果、わたしは

心身のバランスもよく崩し












それは

父の透析に限らず

この1、2年の

流れの多くがそうで











自分だけの人生は

どんどん本音だけになり

どんどん楽に思い通りに

なっていたが










両親とのことのように

他人が関わるとそれは

わたしの本音でないこともあり









だから

「今、目の前にある現実がこれなら

これをやりきるか…」

「まだ味わうものがあったんだな…」

「まだ本音を完全には選べないのか…」

とわかりながら

覚悟しながら

生きていたので納得で











それで良かった

それが良かった

のだと思う












でも今やっと

その本音に気づき













それは結局は

皆の本音だったかもな…

と思い


その後、幾つかの情報を聞いたり

自分が感じたりしたからか

父は、ワクチンを打ったことを

後悔するような事も言っていた


(でもわたしは、決して、ワクチンを打たないのが良い、打つのが悪いと言いたいわけではなく、ワクチンの副作用の情報を聞いたこともあるが、ワクチンと相性が良ければアップデートをする人もいると聞いたことがあり、全ての選択が愛で、〝わたしは〟打つ必要性を感じなかったから打たなかった、ということだった










両親との三人の時間は

大変だったけど

祝福の時間だったな…

と思っていたけれど










もし透析をしなかったら

それは純粋な

祝福だったな…

とわかった










だから今

そこに統合したようで












そして

心身共に

癒えてきた今









ああ、

透析をしていたのも

夢だったのかもしれないな…

と思った










そして

これからは 

本音しかないんだ…

純粋さ、祝福しかないんだ…

と思った