罪悪感というのは
わたしのこれまでの人生の
大きなテーマだった
そして今朝は
わたしや、人間の
細胞や分子、原子、粒子レベルまで
張り付いていて
肉体や
魂の一部であるように
一体化していて
ほとんどの人が
その存在に
気づいていないのではないか
と思うくらいの
その罪悪感が
ベリベリと
剥がれ落ちるのを
感じている
だからそれは
身が引き裂かれるような
変化で
そしてそれは
物凄く緻密で
繊細な変化でありながら
地面が轟き
地響きがするような
とてつもない
地球の生まれ変わりの
儀式のようだ
と思った
だからそれを
静かに
でも確かに強烈に
感じながら
クロちゃんが
ご飯を食べるのを
見ていたら
雨が降るとともに
突然風が吹き
わたしはまた
祝福を感じ
泣いた
だから今日は
この、どんどん
剥がれ落ちていく
罪悪感を
深夜の森の中のような
静寂と、内奥と、漆黒の中で
感じ続け
声も出ないような
でも同時に
雄叫びをあげているような
有り得ない解放を
味わい続けている
