クリエイティブ 25-1.(暖簾) | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.












































わが家は
二世帯で
二階がわたしの
居住スペースなのだが











階段を
上がってすぐ右前に
ウォークインクローゼットと
寝室の扉があり










ひとは
ほとんど来ないし
猫もいるし暑いし
ここを開けると
風が抜けるので










今は
ずっと扉は
開けっ放しなのだが











別の縫い物をしていたら
ふと











開けっ放しだと
生活感がありすぎるので
ここに何かないかな…
と思った










そうしたら
作ったときの
切ったシーツの残りが
出てきて










それを
暖簾にしてみたら










まるで
異空間のお店みたいに
なり










まるで
結界を張ったみたいに
なり 笑










想像以上の景色に
びっくりした


























これは

母にもらった

お洒落でも何でもない

昔ながらのシーツで












何十年も使ったから

シミも幾つもあるし

真ん中に繋ぎ目もあるし

切りっぱなしだからほつれもあるし

昔ながらだからゴワゴワだし

形も少し崩れていて

少しバランスが悪くて

もう少し幅があったらなと思う

細長い生地で












え?

これ、わたしやん…

と笑えたのだけど












でもそれが

物凄くいい味があり

お洒落すぎて










やっぱり女は

50過ぎてからだ

と思った 笑
























そしてこの

欲しい

でも豊かさでも才能でも

外に探すのでなく












もう既に在る

手の内で探す

というのは










もう、もう

本当に無限で

本当に豊かで

本当に楽しくて













これが

〝幼子に還る〟

ということか… 

と思った































そして

この、もう

処分するような

布が











天地がひっくり返り

こんなに格好よく
喜ばれて使われることは
本当に喜びでしかなく










もう少しこれに手を加え
もっと太らせて 笑
もっと美しくしていくかも
しれないが











ああ、
生まれ変わったんだな…











まるで
自分のことのように
嬉しかった