年末に近づけば近づくほど
家族から聞いたり
情報で知る
どんなに
個性的で理不尽で
残虐的なひとのことも
何も思わなくなり
それどころか
笑えたり
愛おしくて
愛が溢れ
涙が出るようになり
それは
人間ドラマにもう
巻き込まれなくなってきた
ということで
善悪の判断が無くなってきた
ということで
どんどん
自分への
許しが終わってきた
ということで
人間の闇
悪循環、輪廻を抜けてきた
ということで
もうそれは
無条件の愛で
どんどん
生き始めた
ということだった
そして
ああ
どんな人も愛おしい
と言っていた息子は
「この子に障害があろうがなかろうが関係ない
ただこの子に会いたい」
と突然無条件の愛が溢れ
嗚咽したときに
お腹にいたときの息子は
やはり
ここで生きていたのか
と改めて思った
