そして
息子は
初めての
絵画教室の絵画展の
絵が売れた
売り上げで
絵画展に
手伝いにきてくれた
わたしの親友に
その
ラーメン屋さんで
ラーメンを奢った
（以下、親友の言葉）
昨日から
彼の絵画展が始まり
今日朝から
受け付けをお手伝いした
数日前から
ラーメン行こう
おごるよ
とLINEをくれて
感無量だった
お昼を随分
過ぎた頃
いつもの
ラーメン屋さんへ
初めて２人だけで
出かけた
食事中何度も
｢美味しい｣
｢よかった｣
と言い
私も嬉しすぎて
何度も頷き
彼と同じ言葉を連呼していた 笑
｢次デザート！｣と
再オーダーのボタンを
押し
｢追加 お願いします｣
と言った声は
今までで
１番大きくハッキリ
していた
食べ終わると
伝票を持ち
レジへ向かう彼は
普通に
カッコよかった
そして
自分の描いた絵が売れた
キラキラのお金を
払ってくれた
彼は
ずっと紳士で
素敵で
いつか彼女ができたら
こうしてデートするんだろうな
と胸がいっぱいになった
そして
絵画展が
終わったある日
息子が
絵が売れた売上で
｢お母さんにラーメンをおごる｣
と言った
そして
いつものラーメン屋さんに
二人で行ったのだが
ラーメンが
輝いているように
見えた
