地上天国 43.(無意味)息子が2歳でインフルエンザ脳症と診断され一時期全盲になり退院したある夜息子はからだが感覚を覚えていたのかまるで見えているかのように夜中に1人でキッチンにあるテーブルに上っていたそして月明かりに照らされながら足をぶらぶらさせて座っておりなぜそこに座りなぜそんなことをしているのかわからなかったがそれはこの世のものとは思えないほど切なく儚く美しすぎてわたしは動けなかった地上天国 42.地上天国 44.