”地上天国 15.(キレる母と息子)” | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.








































息子が
小学3年生くらいのとき
わたしは普段滅多に怒らないが
堪忍袋の緒が切れ











わたしは息子にキレた











めちゃくちゃキレて
胸ぐらをつかんで











その時ちょうど
一人で下校する
練習をしていたのと
話の流れから










「明日から一人で帰ってこい!」
と言う言葉が
口から飛び出した










そして
それまで息子と帰る練習をし
徐々に徐々に
息子と距離をとり










いつでも
声をかけられる距離で
尾行をしていた
わたしだったが












翌日は
言い放った通り
更に距離をとり
息子が初めて帰るのを
見守った











途中で
家で待機してくれた両親に
連絡をとったり











先回りして
息子が信号を渡り
帰ってくるのを待った
























そして
息子が自宅に帰ってきたとき
息子は泣いていた









多分
彼にとっては
命をかけたような時間で







だから
その緊張感がとけた安堵感と
やり遂げた達成感で
こみ上げてきたのではないか
とわたしは思った









そしてわたしは
子どもが







小学三年生
重度の知的障害と診断され
自閉傾向で
コミュニケーションも難しい
と言われた息子が








そんな風に
泣きじゃくる
感受性が
豊かな姿に
感動し









母と
抱き合って泣いた