”自由と不自由 ⒈”息子りんが通うまつやま絵画教室の松山広視先生は言うりんくんは不自由だから自由なんですとそれはサディズムという言葉が生まれた由来であるフランス革命期の貴族であり小説家のマルキ・ド・サドのこの上なく快楽的で残虐的で暴力的で非道徳的でありながら高い芸術的評価を受けた小説が閉鎖的で不自由な獄中の中で生まれたように不自由であることと自由なことはセットなんですと先生は言い誰よりも強く自由を求めてきたわたしが誰よりも不自由に生きてきた意味がやっとわかり自由であることと不自由であることは同じように尊いことがわかった