そして
ある日
ゆかりちゃんの
第三子の
蓮夏くんが
水着が
小さくなったので
大きい水着に
名札を付け替えて
ほしい
と
ゆかりちゃんに
言っていて
ゆかりちゃんは
裁縫があまり
得意ではない
と言い
わたしは
大好きなので
やりたい
と言い
わたしは
子どもが
大好きなので
子どもたちと
遊んだり
宿題を
見たり
していると
ゆかりちゃんは
料理に
集中でき
その時間は
一瞬だと
言った
他にも
わたしは
料理を作るより
後片付けのが
好きだから
後片付けをし
わたしと
はんなちゃんのお風呂が
最後だったら
二人で
遊びながら
掃除をし
また
何となく
一回自宅に
帰ろうかなと
思っていたら
ゆかりちゃんも
それが
彼女の中でも
自然で
スムーズだった
と言い
わたしたちは
何かを
相談したりすることは
一切なく
ただ
皆んなが
自分も
他人も
全肯定しながら
自分の
喜びや欲求や
心地よさに
従いながら
何となく
動いているだけだが
それが
全て
パズルのように
はまっていくのが
本当に
気持ちよく
これが
家族で
有る無し
関係なく
共に生きる
ということなのだと
思った
