長女が
三年前
母校の小学校で
養護教諭の
教育実習を
したとき
担当した
あるクラスの
表現力が乏しく
世の中を
斜めに見ているような
少し心配だった
ある生徒は
1ヶ月後には
感想文を
用紙の裏にまで
書き
人に
心配を
かけるどころか
長女のことを
これからも
見守りますと
力強く
優しく
頼もしいことを
言ってくれる
までになり
その1ヶ月だけ
怪我や病気で
保健室に
来た生徒は
極端に少なく
娘のお陰だと
先生に
言われたと言う
数年前から
長女が
泊まりに行った
日だけ
家で
ハプニングが
起こることが
多く
昨日も
長女が
外泊して
いなかったら
息子が
夜中から
具合が悪くなり
猫たちが
なぜか
夜中
落ち着きがなく
走り回っていて
でも
帰宅したら
息子も
猫たちも
わたしも
なぜか
落ち着いて
長女が
幼稚園に
入園したとき
彼女は
幼稚園は
大好きだったのだが
わたしと
離れるのが嫌で
1ヶ月くらい
泣いていて
高校生に
なったとき
それは
お母さんと
離れたら
お母さんが死ぬ
と思い
心配で
泣いていた
と
言っていた