地上天国 19.(小林正観氏講演会) | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.


















10年くらい前








小林正観氏の
三重県伊勢市での
講演会に








友人らと4人で
一度だけ
行ったときのこと









講演会が終わり
正観さんの本を買い
サインをして貰おうと
列に並んだのだが









一緒に行った
友人のなかに







視覚障害のある
友人がいたので
列でゴタゴタするのも
嫌だからと








最後尾に
並ぶことにした






 

そして
わたしたちの番が
きたとき






 

白い杖を持つ友人を
突然
正観さんが抱きしめた










それは
悟っていた
正観さんだから
というのもあっただろうが









正観さんには
知的障害のある娘さんが
いたから







友人の気持ちが
心から分かったのも
あったからだと思う








そして
彼女は泣き出し
わたしたちも
それを見て泣き







そして友人は








久しぶりに
男のひとに
抱きしめられた
と言い







皆で
泣き笑いをした










そして
わたしの番になったとき
わたしたちは
比較的前の方に
座っていたからか








何百人もいる
公演会場で
なぜか
わたしのことを
覚えていて








あなた
よく笑っていましたね







と言われ
驚いた







そしてわたしは








(体脂肪の話を正観さんがされていて
わたしも正観さんも細いので)






わたし
正観さんと同じく
体脂肪率も低くて







正観さんと同じく
障害児の子どもがいます







と笑いながら
話したら








正観さんは
わたしをじっと見て
わたしも強く
抱きしめてくれ









またみんなで
泣いた







そして
そんな感動のなか








伊勢神宮の近くの
会場から
皆で一台の車に乗り
帰り始めたら








多分
季節は
初秋だったのに







突然目の前で
花火が
上がり始めた









だからわたしたちは
その有り得ない景色に
本当に驚き







祝福されているようだね
と発狂した