〝愛子〟
という名前は
母が付けた
それは
愛し、愛される
子になってほしい
という
願いだった
と言い
その名前の通り
子どもの頃から
ずっとずっと
たくさんのひとを
愛し、愛されてきて
それは
不思議で
怖いくらいだった
でも
人生が
どんどん
うまくいかなくなり
人生に
立ち止まり
〝愛とは何か〟を
考えるように
なったとき
ふと
母や世の中が言う
愛が
他者との愛だ
と気づいた
愛を
自分との関係に
使っていなかった
自分を
愛することに
無意識だった
と知ったときは
愕然とし
わたしは
貪るように
それを始めた
それは
人間としての
原点だった
のように
宇宙や
自然のような
秩序や
リズムが現れ
わたしたちが
宇宙や自然の
一部であることを
思いだした
そして
自分を
愛すれば
愛するほど
全ての
存在に
愛しかなくなり
この世に
愛しかなくなり
愛する
というのは
わたしの天職で
愛というのは
わたしそのものだ
と思った