心の相談員 | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.
















わたしは











息子
終わった後












独学で










カウンセリングに
興味を
持つようになった











そして
ある日









ふと
カウンセラーの仕事が
したいなと思った
その瞬間












メールが
届き











それは
スクールカウンセラーを
している知人からで












そこには
心の相談員をしませんか?
と書いてあった











そして
すると決め















隣市の中学校で
週三日ほど
相談員を始めた




























それは
本当に
楽しかった












わたしは
職員室にいることは
ほとんどなかったが










先生たちは
わたしを
温かく迎えてくれ












校長先生は
直感の鋭い
行動力のある先生で











話さなくても
目を見た一瞬で
分かり合える先生も
何人もいた











そして
相談室には
様々なレッテルが
貼られているような生徒が
よく来たが










わたしは
それも分かったが










わたしは
自分だけは
そんなことは関係なく












それを超越した
存在、関係として
本音でそこに居ようと決め










だから
どんな生徒とも
横の関係で
人間として
仲良くなり











飲み屋のママみたいに
そこにいて












いつも
いらっしゃい
と迎え










コーヒーも
お酒もなくてごめんね
と笑っていた























そして
半年ほどたち











わたしが
ただ
黙って
笑っているだけで












その周りにいた
今までバラバラで
子どもで












混沌としていた
生徒たちに
秩序が現れ











自立し
仲間と
繋がり始めたとき











ああ、
わたしに 
何もする必要が無くなった
とふと思った













そして
わたしは
自分にしか
できないことを
しなければいけない
と思い











それはまた
家庭に戻ることだ
とハッとしたとき










わたしは
相談員を
辞めることを
決めた






















そして
それを学校に
伝えようと
決めた日は












これまでになく
相談室は
先生や生徒で
ごった返し












ある生徒は
突然黒板の
端から端まで
大きな字で









〝先生大好き〟
と書いてくれ











いつか
家庭のことが
ひと段落したとき











また
世の中へ
出ていこうと
決めた