奈落の底 | ブログ.
息子が障害を負ったとき
本当に在るのだな…
と思った
世の中から
取り残された…
と思った
だから
また必死に
世の中に追いつくため
這い上がろうとした
でもまた
奈落の底に
落ちるような出来事が
起こり
それが
何度も何度も
起こり
あるとき
ふと
わたしにとって
奈落の底は
必要なのかもしれない
と思った
それは
人生をかけて
築いてきたような
砂の城が
一瞬で
波にさらわれた
世界
わたしの存在が
に感じる
の世界
でも今
そこに立ち
ここはなんと
と思った
これは
何かの罰ではなく
祝福だったのだ…
とわかった
奈落の底の底