これは
息子の絵を購入して頂くことが
決まり
先生が
額装をしてくださっている
ところで
わたしは
息子の絵は
息子から生みだされる
子どもだと
思っている
だからわたしは
どんな子が
生まれてくるのか
一切期待もせず
真っ白な気持ちで
ただその子に会えることを
見守る
そして
先生は
絵が生まれるとき
ただ
その子が
その子らしく
生命を輝かせて生きる
環境を
整えてくださり
一切
口出しはせず
息子とその子に
すべてのタイミングを
任せていて
その姿はまるで
助産師のようだと
いつも思う
だから
日々を
丁寧に
美しく暮らす
先生が
在るべき場所へ
行く絵を
額装する姿は
まるで
赤ちゃんが
産着を着せて
貰っているようで
取り上げてもらった日の
まるで
儀式のような
日のことを
いつも思いだす