ある
特別支援学級に
通っていた
子どものお母さんが
一ヶ月以上も
入院することに
なったという
その子に兄弟はなく
預かってくれる
身内はなく
お父さんは仕事なので
入院を夏休みにし
近所の方や学校の先生に
少し声をかけ
お母さんは子どもを
泣く泣く一人で自宅で
過ごさせる選択をし
入院したという
だから毎日
お父さんが
仕事に行ったあと
その子は
水が大好きだったそうで
一日中
シャワーで遊んでいるかも
しれないし
もしかしたら
火遊びをして
火事になるかもしれず
毎日
子どもが
生きているかどうか
それだけが
心配だったという
家族三人が
命懸けの
日々だったという
そして
一ヵ月して退院したとき
子どもが
どうなっていたか…
見違えるほど成長していた
と言う
それを聞いて
わたしは震えて
泣いた
そして親は
毒にも薬にもなると
改めて思い
いかに
子どもの元々ある
輝きを邪魔しないか
それに気づき
さらに輝かせるかが
親の役目だと思った
義母が好きな緑にピンクを選んで