市場が3連休の間も色々ありましたが、トランプ前大統領の暗殺未遂事件は衝撃的でした。ああいったテロリズムが許される事ではないというのは言うまでもないですが、いずれにしても事件を受けて大統領選挙はトランプ有利の流れがさらに強まったようで、「トランプで決まり」というような声も聞かれているような状況になっています。私としては大統領選挙の行方はまだまだ分からないと思っていますが、しかし相場的にはトランプ側に流れるのは当然で、今日は7011三菱重工業のような防衛関連株などいわゆる「トランプ銘柄」が買われました。この流れはまだまだ続くかもしれません。とはいえ私はトランプ銘柄を物色するつもりはありません。安易に流行には乗らないというのが私のスタイルです。

 保有株では、先週金曜日の引け後に決算を発表した6505東洋電機製造に注目していましたが、前日比+13.78%と大きく上昇してくれました。ファーストコーポレーションが結構な増益見通し・増配にもかかわらず株価を下げていたのでどうなるかと見ていましたが、東洋電機製造の方は素直に上に反応してくれたという事でホッとしています。というか今回発表された増益見通し・増配幅で株価が上がらなければもうどうしようもありません。そしてファーストコーポレーションも決算から1日経って市場の再評価が入ったのか、こちらも今日は大きめの上昇(+3.57%)となってくれました。思い返せば4116大日精化工業も先日の本決算では悪くない内容だったのに1日だけ株価が急落しましたが、これと似たような感じと言えるかもしれません。決算跨ぎ一本狙いの超短期筋は期待が異常に高くそれに届かなければすぐに売ってきますが、こういう連中に付き合ってはいけないという例と言えるでしょう。ただ、東洋電機製造・ファーストコーポレーション共に本決算発表という1つのゴールを迎えたので、どちらも今日1/3ずつ売却しました。指標的にはまだまだ割安ですが配当を貰えるのがだいぶ先なので、今日の株価上昇である程度利益を確定させておいた方が無難かなという判断です。

 先日売却済の3440日創プロニティも金曜日に決算を発表しました。業績自体は良かったですがやはり私の得ていた情報通り増配は無く、今日の株価は-9.26%とかなり売られてしまいました。決算直前に株価がかなり上がっていたのでその分が戻ってきただけとも言えますが、しかしやっぱりどれだけ業績が良くても増配してくれなければダメです。また、期待銘柄でも決算直前に株価が上がっている銘柄は決算前に売っておいた方が圧倒的に無難という事例がまた繰り返されたとも言えます。やはり決算跨ぎは慎重にならなければ行けないと改めて感じます。

 その他では、やはり先週金曜日に決算を発表した8095アステナHDという銘柄と、第一四半期の業績見通しを発表した8706極東証券を少しだけ買ってみました。ただ(例によって詳しい言及は避けますが)、どちらも短期目線であり次の決算を跨ぐつもりは現時点ではあまり無いです。極東証券に到っては次回決算が来週末なので、本当に1週間程度のド短期保有になるかもしれません。

 

 

 

 

日創プロニティ チャート

やっぱり決算直前に十分上がっている銘柄は、決算前に利確した方が良い結果となる事が多いと思う