前回まで3回続けて「利上げは景気・株価に悪影響」という話を書いてきましたが、まさにそのタイミングで植田日銀総裁の口からが早期の利上げを示唆する発言が飛び出しました。案の定週明けの株価は急落で、FOMC・メジャーSQ・日銀会合と続いた金融イベントがようやく終わってさあここから株価反転というムードは完全に水を差されました。今日はある程度戻しましたが、しかし米国株が上げている事を考えれば戻し分は微々たるものです。本当に植田という男は救えない老人だなとつくづく思いますね。まさしく日本を停滞に導いてきた白川以前の日銀総裁にそっくりです。

 そんなこんなで、昨日は四季報発売日という事でその効果に期待していたのですがボケ老人の意味不明な発言のせいでそれどころではありませんでした。ただ、最も期待をかけている4116大日精化工業は昨日は午前こそ大きく値を下げるものの午後にある程度戻してチャート的に長い下髭をつけ、そして今日は力強く続伸と植田の横やりに負けず頑張ってくれているという感があります。四季報発売というイベントをひとつのゴールと考えてこの辺りである程度利確するという考えもあるかもしれませんが、一方でこの銘柄に関してはもう中長期で大きな期待をかけると決めたので、目先の株価はもうどうでもいいかなという気もしています。とりあえず私は8月の1Q決算で好業績が発表されると信じて待ちたいと思います。

 あと、先月末の記事で「もし四季報発売日直後に株価が上昇するとしたら2Q決算チェックリスト銘柄の15番」と予想しましたが、果たして昨日はあの超絶悪地合いの中で3%近い逆行高でした。私が当ブログで最初に言及してから僅か半月で株価は約20%も上昇しており、今回の大当たりはこの銘柄でした。ただ、せっかく株価上昇を予見しておきながら、出来高が少なすぎて買う事はできませんでした(泣)。まあ…なかなか無理ですよね。決算チェックリストをお渡しした方の中にも記事を参考にして買おうかどうか検討された方はいるとは思いますが、実際に買えた方はおそらくいないのではないでしょうか?もしおられたらおめでとうございます。
 ただ、同じく四季報最新版の記載が良い銘柄として1439安江工務店という銘柄の名前もちらっと出しておりこちらは少しだけ買っていたのですが、昨日は+6.41%と驚きの急騰を見せてくれました。こちらは四季報発売をゴールと考えて今日サッサと利確しました。まあ少株ですし先週以前に株価が全く上がっていないので大した利益ではありませんが、それでもオンライン有料版の一斉更新日に早起きしてチェックした甲斐があったというものです。やはり四季報は研究のしがいがあり、使い方次第で手っ取り早く儲けられるポテンシャルを秘めていると感じます。3か月後は有料ブログに移行していると思いますが、そこでは私が考える四季報効果期待銘柄を多く発掘・紹介していきたいと思っていますのでぜひともご期待ください。

 それから、7日~14日にかけて約200社が決算を発表しているので、とりあえずサラっと決算チェックを行いました。その中で7131のむら産業を少しだけ買ってみたのはちらっと書きましたが、他では2198アイケイケイ・7827オービス・8142トーホー・9743丹青社の4銘柄がそこそこ気になり、その中から昨日の午前に値を下げていたという消去法的理由で丹青社を少しだけ買ってみました。すると昨日の午後から今日にかけてうまい具合で上がってくれており、何かもう利確してもいいかなぐらいの感じです(しませんが)。トーホーは業績好調継続が濃厚ですがさすがに直近株価が上がり過ぎで入るのは勇気が要る雰囲気。オービスは昨年大きく儲けさせてもらった銘柄で今年も増配濃厚に見えますが…とはいえ昨年秋に株価急騰→急落の行って来いを演じた際の余波がまだ残っている(つまりは需給が緩んだままになっている)ように思えるのが悩ましい所。アイケイケイは一応ピックアップはしましたが、正直よく分かりません。




大日精化工業 3か月チャート

昨日は終わってみれば結局長い下髭でむしろ良いアク抜けになったかも?

他にめぼしい銘柄も見当たらないので、とりあえず8月の1Q決算まではここに期待してみる