2〜3日前に3月末の水準をやっと回復した保有資産額ですが、昨日今日の下落でまた大きくヘコんでしまいました。この2日間は特にバリュー株の下落がキツいと感じる展開で、今は売り目線とはいえこんなに下げられてはちょっと売る気は起きません。まあ日銀が利上げしたり国債の買い入れ額を減らそうとしたりとしているのですから株価が下がるのは当然です。くしくも今日、実質賃金が25ヶ月連続減少と史上最長記録を更新したと発表されました。国民の生活環境は戦後最悪の大不況の中にあるというのに、僅か数円の円高を目指して金融引き締めへと突っ走る岸田植田は本当に頭がおかしいとしか言いようがありません。いずれにしても株高に酔っていたのはもはや昔の話という感じで、日経平均も3月につけた41087円が史上最高値の座をしばらく守りそうな雰囲気です。我慢のしどころがやってきたなという思いです。

 

 保有株では、今日最も値を下げたのは4116大日精化工業(前日比−4.65%)でした。ただし何か悪材料が出た訳でもなく、単に直近の上昇分の調整でしょう。大日精化工業は最新の四季報記載・株式指標・株主還元策いずれの面も良好で、それこそ短期・中長期問わず最も期待できる保有株ではないかと思っています。なので多少の下落など全く気にならないですし、むしろ買い足しやすくなるので全然いいよというぐらいの気持ちです。もちろんまだ1Q決算すら通過していないので期待しすぎるのは禁物ですが、私の中では「新年度の暫定エース」といった位置付けで大事に育てていきたいと考えています。

 

 一方、大日精化工業と同様に先の決算で期待した6209リケンNPRに関しては、中長期はともかくとして短期では結構厳しい展開になってしまったと言わざるを得ないでしょう。色んな意味で自動車関連に逆風が吹いているのも嫌な所です。チャート上はちょうど26週線と戦うような所にいるのでここが正念場で、もし26週線を完全に割ってしまうようなら一旦損切りに踏み切るべきかもしれないと考えています。

 

 その他、最近買った銘柄では2Q決算チェックリストの5番がこの所動意づいており、昨日今日の下落相場でもほとんど下がっていません。やはり1Q銘柄より2Q銘柄の方が優秀だなという所ですが、とはいえそこまで期待している銘柄という訳でもないので、相場が好転してもう一段上に行ってくれるなら早くも利確してもいいかなぐらいに思っています。今までならとりあえずは次の決算の直前までは保有が前提でしたが、今後は中小型株は積極的な回転を意識していくつもりです。

 

 

 

 

リケンNPRチャート

26週線を割ってしまうか反発力を示せるか、正念場に見える