米国長期金利の下落が支援して、今日は小型グロース株が比較的好調だったようです。ですがどうせ一時のものでしょう。日本の小型グロースなど一瞬だけ花火を打ち上げた後は何年もサッパリという銘柄がほとんど、旧マザーズ市場はとっくの昔に崩壊しています。言うまでもなく私はあくまでバリュー・バリュー・バリューです。

 保有株ですが、四季報オンライン有料版を見れば見るほど4116大日精化工業が良く見えてきました。四季報の独自増額(四季報独自の上方修正予想)というのは別に珍しくはなく、例えば私にゆかりのある銘柄では7241フタバ産業も結構な独自増額がなされており、それこそ増額幅で言うなら大日精化工業よりフタバ産業の方が上です。ですがそもそもフタバ産業は会社が発表している見通し自体があまりにも保守的で、期中上方修正するのは当たり前だろうと誰もが思っています。だから四季報が独自増額していてもそこまでのサプライズ感は無く、「まあそりゃそうだろう」となります。その点大日精化工業の場合は会社が発表している見通しが別に保守的とも思えず、何なら結構な強気な数字を出しているとさえ思えます。そこに加えて四季報も結構な独自増額となるとやはりサプライズ感があります。1Q決算や2Q決算が出てから四季報が独自増額するというのは分かるのですが、まだ何も出ていない期首の段階でこれだけ独自増額するのは、四季報的には何らかの根拠を持って今期の大日精化工業の好業績を予想しているという事なのでしょう。ここ数日「大日精化工業を利確しました。あみさんありがとうございました」というようなメッセージをいくつか頂いたりしているのですが、私の判断は全く逆でむしろ買い足したいという思いが強くなっています。ただ、だからと言って明日午前に即買い足す!というのはさすがに勇気が出ませんが、この大日精化工業に関しては買い目線で明日以降も株価をチェックしていくつもりです。

 その他では、四季報オンライン有料版を見ていて1430ファーストコーポレーションという銘柄が少し気になっています。以前も何度か名前を出している既保有銘柄ですが、四季報的の記載的にちょっと思う所があって現在調査中です。今この瞬間はチャート的に株価急落局面の真っ只中でとても手は出せないですが、もしかしたら近い内に買い足しに動くかもしれません。まあ、買い足すかどうかは言うまでもなく調査の結果次第なのですが。